京阪電気鉄道は大みそかから元日にかけて京阪線で終夜運転を実施するとともに、1月1~3日は正月ダイヤで列車を運行する。今年は正月ダイヤに、「ノンストップ京阪特急『洛楽初詣』」が初登場し、大阪と京都を快適に結ぶ。

ノンストップ京阪特急「洛楽」

終夜運転を行うのは、京阪本線・鴨東線、中之島線、交野線、宇治線と男山ケーブル。京阪本線・鴨東線は、急行・普通をそれぞれ約20~30分間隔で運転。中之島線は普通を約20~40分間隔で、交野線、宇治線は普通を約20~30分間隔でそれぞれ運行。男山ケーブルは5分間隔での運転となる。

1月1~3日に設定される正月ダイヤでは、昼間時間帯の京阪線(京阪本線・鴨東線、中之島線、交野線、宇治線)を約12分間隔で、男山ケーブルを5分間隔でそれぞれ運転。京阪線の昼間時間帯以外は約10~30分間隔での運転となる。

正月ダイヤに登場する「ノンストップ京阪特急『洛楽初詣』」は、淀屋橋~出町柳間を1時間弱で結ぶ臨時特急。従来の「ノンストップ京阪特急『洛楽』」では約43分だったノンストップ区間(京橋~七条間)の所要時間を約36~38分に短縮し、さらに速達性を高めた。上りの京都方面行・下りの大阪方面行ともに1日8本(計16本)を運行予定。予約不要で、運賃のみで乗車できる。車両はダブルデッカー車の8000系車両が使用される予定。

12月28日から1月5日まで、年末年始の外出や沿線の社寺への初詣に便利な乗車券「京阪 洛楽初詣1dayチケット」も発売。京阪線と男山ケーブルの全区間、京阪バスの香里園駅~成田山不動尊前間が1日乗り放題になるきっぷで、価格は1,200円(小児600円)。有効期間は発売当日限りだが、12月31日利用分については、1月1日最終まで有効となる。

同きっぷは男山ケーブルと大津線を除く京阪線各駅にて販売。12月31日から1月3日までの間に購入すると、「おけいはん卓上カレンダー」が当たるスピードくじと、京阪線沿線7社寺の御朱印が無料で受けられる「初詣御朱印帳」がもらえる(数量限定・先着順)とのこと。