フェンリルは21日、同社ブラウザ「Sleipnir」の最新版となる「Sleipnir 5 for Windows」をリリースした。8カ月ぶりのメジャーアップデートとなり、UIの刷新に加え、独自に調整したフォトレンダリング機能により文字のデザインを改善した。

Sleipnir 5

「Sleipnir 5」では、Mac版「Sleipnir for Mac」のデザインを踏まえ、UIは上部のアドレスバーを省いた独特の新デザインを採用。検索ボックスやアドレスは右上に配置した。開いているタブはサムネイル状で上部に表示され、ページタイトルはタブ切り替え時などに確認できる。タッチスクリーンに対応し、フリックによるタブ切り替えなどにも対応する。

従来のUIを刷新したページ上部

文字の表示は、ジャギーを極力減らした、なめらかな文字表示を目指した。独自のフォトレンダリング技術を採用し、Webページのテキスト部にピクセル単位の補完処理を施している。

また、新機能として「Site Updates」を搭載。Site Updatesは新規タブを開くとおすすめの記事を表示する機能。ブラウザで閲覧したサイトが配信しているRSSを収集し、バックグラウンドで記事を取得して表示するもので、10月にリリースしたiOS版ブラウザアプリ「Sleipnir Mobile for iPhone/iPad」でも採用されている。

対応OSはWindows Vista / 7 / 8。レンダリングエンジンはGoogle Chromeで使われているBlinkを採用し、Google Chrome用の拡張機能も使用できる。

Site Updates