東京電力は15日、福島第1原子力発電所構内のG6南エリアに設置されている汚染水貯留タンク「G6‐C3」1基から、新たに水が漏れていることを確認したと発表した。

同社によると、15日午前8時50分頃、汚染水タンクパトロール中に当該タンクの下2段目のフランジ部より、4秒に1滴程度の間隔で水滴が落ちていることを協力企業作業員が発見した。

滴下箇所は高所にあるため、50cm程度離れた箇所で線量当量率を測定した結果、当該線量率は最大で1時間当たり30ミリシーベルト(ガンマ+ベータ線(70マイクロメートル線量当量率))だった。なお、滴下している水はタンクを囲んでいる堰内にとどまっているという。

同社は現在、現場状況等を確認しており、状況が分かり次第報告するとしている。

参考 : 福島第一原子力発電所各タンクエリア堰内水の状況について(2013年10月20日)(出典:東京電力Webサイト)