バンドの解散を発表したキーンのフロントマン、トム・チャップリン (C)BANG Media International

英ロックバンドのキーンが、他のプロジェクトに集中することを理由にバンドの解散を発表した。

「サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ」などのヒット曲でおなじみの同バンドは、これまでに4枚のオリジナル・アルバムをリリースしている。ボーカルのトム・チャップリンは、ソロキャリアを目指していると噂されており、ある関係者は英ザ・サン紙の日曜版に「トムはずっとソロアルバムを作りたがっていましたが、バンドのツアーがあって忙しかったようです。ただ、すでにいくつか曲が書きあがっているので、ソロアルバムをすぐにでもリリースする計画です」と明かしている。

他にティム・ライス=オクスリー、リチャード・ヒューズ、ジェシー・クインで構成されたキーンはすでに未来を見定めているようだが、バンドメンバーたちはまた、家族と一緒にリラックスできる時間がこれまで以上に取れるようになることも喜びを感じているという。

先の関係者は「(イギリスでは)リリースした4つのアルバムそれぞれがチャートで1位を獲得しました。別にケンカ別れではなく、今後も友人関係は変わりません。でも、絶好調の状態で解散する決断をし、妻や家族たちとの時間を過ごせるようにしたんですね」と続けた。10月19日にもバンドの広報担当者が解散を認めた上で、メンバーたちが他のプロジェクトを模索するために、『ベスト・オブ』がキーンとして最後のアルバムになると明かした。「『ベスト・オブ』を発表した後にキーンは、それぞれのプロジェクトを追求するために休みを取ることになったのです」

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