米倉涼子が主演を務めるテレビ朝日系のドラマ『Doctor-X~外科医・大門未知子』(10月17日スタート 毎週木曜21:00~21:54)の制作発表記者会見が2日、東京・六本木の同局で行われた。

"半沢直樹"倍返しの重責を担う主演の米倉涼子

本作は、昨年10月クールに放送された『Doctor-X~外科医・大門未知子』の第2弾。同年の民放ドラマの中では最高となる平均視聴率19.1%、最終回(2012年12月13日放送)は24.4%の高視聴率を記録した(関東地区 ビデオリサーチ調べ)。米倉がフリーランスの外科医で"失敗しない"名医・大門未知子を演じ、本作では欲望と野望が渦巻く"白い巨塔"の本丸に挑む。この日は、主演を務める米倉のほか、藤木直人、内田有紀、遠藤憲一、笛木優子、水沢エレナ、笹野高史、岸部一徳、三田佳子、西田敏行といったメインキャストに加え、脚本を手がける中園ミホ氏が出席した。

登壇した米倉は、「ご覧のとおり、また新しいメンバーと最強のドクターXを作っていこうと思います」とあいさつ。「みんな仲良く、色濃くやっておりますので、どうぞ楽しみにしていてください」と仕上がりにも自信をのぞかせた。報道陣から「男性キャストで自身の執刀を担当してほしいのは?」と聞かれ、「手術経験が多くて、今もオペで忙しくしている方がいいですね」と語り、「近藤先生(藤木直人)、海老名教授(遠藤憲一)の2人にペアでやってほしい」と希望。第二外科医・近藤忍はクールでミステリアスな雰囲気を漂わせる優秀な医者で、第二外科教授・海老名敬は外科統括部長・蛭間重勝(西田敏行)の腰巾着でプライドが高く、大門とはことごとく対立する役どころとなっている。

また、今回の第2弾からの出演となる西田。TBS系ドラマ『半沢直樹』の裏番組で、9月15日にテレビ朝日系で放送されたスペシャルドラマ『いねむり先生』に出演したことを思い返し、「おかげさまで手痛い目にあいました…」と恨み節で、「私は…この大門未知子をもって、あの半沢直樹に! 倍返し致します!」と絶叫した。また、脚本家の中園氏は大門の名ゼリフ「致しません」にちなみ、「私はこの番組に関しては失敗"致しません"」と宣言し、「半沢直樹の倍返しは(視聴率)84%くらい必要なんですよね。そこを目指して頑張ります!」と意気込んだ。

同じく新キャストとなる藤木は、内田有紀と俳優デビュー作の映画『花より男子』(1995年)で共演して以来、18年ぶりの再共演に、「とても感慨深いです」と喜び、「その時に内田さんが僕の印象について、『クネクネしててこんにゃくみたいだね』っておっしゃってたんですけども、今回はそう言われないようにがんばりたいと思います」とエピソードを披露。それを受けて内田は、「ちょっと若かったんでしょうね。すみません(笑)」と笑顔を見せつつ、第1弾からの引き続きの出演となったこともあって、「米倉涼子さんとも同級生気分で楽しくやってます」と現場の雰囲気を伝えた。

そのほか、船橋市の非公認キャラクター・ふなっしーがなぜか「ひゃっほーーー!」と乱入。大門がフリーランスであることにあやかり、「フリーランスのご当地キャラ」というたすきを掛けて登場するも、場内の騒然とした雰囲気に、「場違いな感じがたまんないなっしーねー」と満足気だった。

写真左=突然のふなっしー登場に驚く出席者たち 写真右=前列左から内田有紀、西田敏行、米倉涼子、藤木直人、三田佳子、後列左から水沢エレナ、笹野高史、遠藤憲一、岸部一徳、笛木優子、中園ミホ氏