ローソンは1日、10月より「個人情報書類回収BOX」をナチュラルローソン店舗へ順次導入し、機密文書・書類の処理会社であるデルエフと共同で「個人情報書類」の回収とリサイクルを開始すると発表した。

同社によると、家庭から出る主な「個人情報書類」は、可燃物として市町村の施設で焼却処理されており、エコサイクルに配慮した処理の普及は進んでいないという。ナチュラルローソンとデルエフでは、「個人情報書類回収BOX」を設置することで、適切な「個人情報書類」の処理およびリサイクルへの取り組みを行っていくとしている。

店舗設置イメージ(出典:ローソンWebサイト)

「個人情報書類回収BOX」から回収された書類は、デルエフセンターでシュレッダー処理を行ってから圧縮梱包され、製紙会社によりトイレットペーパーなどに再資源化される。実験店舗(5店舗)では、2012年の1年間で回収した書類をトイレットペーパーにリサイクルした場合の換算値は431個となったという。

回収・リサイクルの流れ(出典:ローソンWebサイト)

また、店内に設置するため、紙類以外の投入ができないよう投函口を狭くするといった工夫もされている。

2013年内に67店舗(10月に22店舗、11月に25店舗、12月に20店舗)への導入を計画。同社は、今回の取り組みにより、利用者が気軽かつ安全に個人情報を処理できる環境を整えていくとしている。