朝、仕事の前に、あるいは仕事が終わった後にランニングをする人が増えており、今や空前のランニングブームの日本。世界的に健康志向が高まっていますから、これは世界的なブームでは? というわけで、日本のランニングブームについてどう思うか、また海外ではどんな様子なのか、日本に住む20人の外国人に聞いてみました。

■健康のためには良いと思います。スペインでも人気です(スペイン/30代前半/男性)

■とても良いと思います。楽しくてヘルシーな活動です。イランでもよくやる人がいます(イラン/20代後半/女性)

■ドイツもかなりブームになっています。ランニング自体は良いことだと思います(やりすぎは禁物ですが)(ドイツ/30代後半/男性)

■身体に良いので、とても良い。日本の男はもっと強くなった方がいいし。マリでも男はみんな走っている(マリ/30代前半/男性)

■良いと思いますよ。フランス人も好きです。健康に良いですしね(フランス/20代後半/女性)

■良い運動です。インドネシアでは昔からあります(インドネシア/40代前半/女性)

ランニングブームは「良いことである」と、全員が回答しました。やはり、健康に対する意識の高さは万国共通なのですね。そして、多くの人が母国でも人気である、と答えています。しかしながら、マリでは男性限定の趣味のようですね。

■人の成長につながる、すばらしい現象だと思います。私の知っている限りでは、ロシアでは「ブーム」といえる程度にはなっていません(ロシア/20代後半/女性)

■健康に関心がある人々が多くて良いことだと思います。エジプトではそういう人々がいないので、ランニングブームというものはありません(エジプト/40代前半/男性)

■イタリアにもあります。両親はお金をもらえると言われてもしないと言っていますが、もっとも安い運動でもあると思います。ジムに通わなくてもできますから(イタリア/30代前半/男性)

健康志向を良いことであると言いつつも、ちょっと冷めた感じの回答もありました。ロシアでは年を通じて続けることが難しそうですので、確かにブームにはなりにくいかもしれませんね。手軽に始められる運動だからこそブームになっているのですが、イタリアの男性のご両親のように運動自体が嫌い、という人も多そうです。実は筆者も同感です……。

■日本の季節はランニングできて健康に良いですね。タイは暑いから駄目です(タイ/30代前半/女性)

今年の夏はタイよりも暑かったと言いますから、日課のランニングを欠かさなかった人はすばらしいですね。タイでも近年かなり健康志向が高まっていますが、確かにランニングをしている人はあまり見かけないような気がします。

■とてもい良い思います。母国ではランニングはブームではなく、すっかり根付いています(オランダ/30代前半/男性)

■母国ではランニングブームがないでしょうが、良いことだと思います(アメリカ/30代前半/男性)

「ブーム」は「一時的に盛んになる」という意味ですから、もうずっと盛んならブームとは言いませんね。オランダは自転車天国ですが、みなさん自分の足で走るのもお好きなようです。

反面、何だかクールな回答のアメリカ人ですが、映画などで住宅街の場面になると必ずといっていいほどランニングをしている人が映っているので、これもまたブームではなくて、既に国民的日課のひとつなのかも。いずれにせよ、ランニングを日課とすることはとても健康的ですので、ブームにとどまらずずっと続けていくといいですね。