9月12日(現地時間)、Microsoftは同社が運営するWebメールサービス「Outlook.com」で、IMAPをサポートしたことを公式ブログ「Outlook Blog」の記事で明らかにした。同社のOutlook.comプロトコル担当プリンシパルプログラムマネージャーであるSteve Kafka(スティーブ・カフカ)氏は、"MacメールやThunderbirdなど各種メールでOutlook.comが利用可能になる"としている。
IMAPサーバーからの受信は、サーバー名として「imap-mail.outlook.com」、ポート番号として「993」、暗号形式は「SSL」を選択。SMTPサーバーの設定は「Mail.outlook.com」、ポート番号は「587」、暗号形式は「TLS」を選択するだけでよい。Outlook.com側で設定を変更するといった操作を行う必要はない。Kafka氏は、Outlook.comのIMAPサポートはRFC(Request for Comments) 3501に準拠したIMAPバージョン4リビジョン1で定義されたコマンドをサポートすると述べている。
また、認証方法としてOAuth 2.0を採用。Microsoftアカウントからアクセストークンを取得した後に、アプリケーションサーバーがアクセストークンをIMAPおよびSMTPサーバーに渡している。なお、記事では電子メールを利用した新たなシナリオとして、旅行計画を整理する「TripIt」など電子メール関連の各種サービスも紹介していた。