ソニーは4日(現地時間)、電子書籍リーダー「Reader」の新製品「PRS-T3」を発表した。ドイツ・ベルリンで開催するエレクトロニクスショー「IFA 2013」プレス向けカンファレンスでの発表で、2013年9月よりヨーロッパで提供予定。価格や日本での発売については未発表。
紙の本を手にしたような見開き感を意識したという、スナップカバー一体型の製品。液晶はタッチ対応の6型E-Inkパネルで、解像度が758×1,024ドットと、2012年9月に発表した「PRS-T2」(600×800ドット)と比べ高まった。合わせて、白黒反転や残像を低減させる新技術により、読みやすさの向上を図っている。
また、フランス/ドイツ/スペイン/オランダ/イタリアの5カ国語の辞書を内蔵し、電子書籍閲覧時のタップ操作で参照できる。ほか、3分で600ページを閲覧できる急速充電にも対応。
通信インタフェースはIEEE802.11b/g/nで、簡易セットアップ機能「WPS」も備える。サポートするファイル形式は、EPub/Adobe PDF(DRM対応)/TXT/FB2(for Russia)/JPEG/GIF/PNG/BMP。
主な仕様は、ディスプレイが6型E-Ink液晶(758×1,024ドット、モノクロ)、バッテリ寿命は毎日30分使用した場合で最大2カ月(無線オフ)/最大1.5カ月(無線オン)、充電時間はACアダプタ経由で約2時間、USB経由で約2.5時間。メモリは約2GBで、最大32GBのmicroSDカード(外部メモリ)が使用可能。
本体サイズはW109×D11.3×H160mm、重量は約200g(いずれもスナップカバー含む)。製品にはUSBケーブルが付属する。