「帰省を楽しみに思うか」

紅茶ブランド「リプトン」を展開するユニリーバ・ジャパンは、夏の帰省シーズン前に、嫁・姑合計1,785名を対象に「帰省時における嫁・姑の関係性」について意識調査を実施し結果を発表した。調査は、全国9エリアにおいて20~40代の嫁、50~60代の姑、各エリア100名ずつを対象に7月1日~10日に行われた。

嫁・姑にとって帰省は楽しみか憂鬱か?

帰省を楽しみに思うかという設問をしたところ、「毎回、帰省してくれるのを楽しみにしている」との回答はお姑さんの87%にのぼった。一方、お嫁さん側は、「帰省する日が近くなると憂鬱になる」との回答が46%という結果になった。

地域別に見ると、特に帰省を楽しみにしているエリアは、北海道・中部・近畿エリアのお姑さんとなり、県民性研究の第一人者である矢野新一氏の分析によると「北海道の姑は母性本能が強いことと息子との距離が離れているため、他の地域に比べ楽しみも大きい。中部は、形式や体裁にこだわる特徴の表れかもしれません。近畿は、息子愛の強い姑が多いことが要因と考えられるので、お嫁さんへの配慮を意識してあげると良いでしょう」とのこと。

帰省中のお嫁さんの心情

「帰省中のお嫁さんの心情」

帰省中のお嫁さんの心情としては「何をしていいか分からない」(71%)、「気疲れしてしまう」(54%)、「1日でも早く帰りたい」(50%)といった回答が目立つ結果に。なかには「帰省すると、体調に何かしらの異変が起こる」(34%)という回答も見られた。

嫁・姑お互いの印象

「お嫁さんから見たお姑さんの印象について」

「お嫁さんから見たお姑さんの印象」について調査したところ、「お姑さんに対して不満はない」と回答したお嫁さんが73%にのぼった。「穏やかで寛大」(73%)、「尊敬している」(70%)の回答も7割を超えており、帰省することにやや抵抗があっても、お姑さんに対する不満は少なく悪い印象も持っていないお嫁さんが多いことがうかがえた。対して、「自身に対して不満を持たれている」と思うお姑さんは約6割いることが明らかとなり、お姑さんの自信のなさがあらわれる結果となった。

さらに、帰省先でお嫁さんがお姑さんに対してよくしてあげることは、「お皿洗い、後片付けを手伝う(53%)、「お茶を飲みながら対話を楽しむ」(51%)、「"ありがとう"といった感謝の気持ちを言葉にして伝える」(39%)となり、お姑さんがうれしいと思うお嫁さんの振る舞いも共通項目が挙げられた。