JR東日本水戸支社はこのほど、常磐線広野~竜田間の復旧工事に着手すると発表した。「2014年春の帰町判断に合わせ運転再開予定」とされている。

常磐線の普通列車

2011年3月11日に発生した東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で、常磐線広野~原ノ町間(福島第1原発から半径約20kmの範囲内)は現在も運転見合わせとなっている。このうち、広野~竜田間については、沿線の福島県楢葉町が避難指示解除準備区域に再編(2012年8月~)されており、同町が行う2014年春の帰町判断に合わせ、運転再開に向けた復旧工事に着手することになった。

着手する内容は、「地震により被害を受けた軌道、盛土・切取等土木設備、橋りょう、電化柱、信号・通信設備、停車場設備などの復旧工事」(水戸支社)とのこと。具体的な運転再開時期については、改めて発表するとしている。