夏らしく爽やかな見た目の「サン グラーム」は、マンゴーのムースとパッションフルーツのクーリー(=フランスで使われているフルーツソース)。Cafe Ohanaで提供。700円

モダンなカフェでのおしゃれデートもいいけれど、レトロな純喫茶で優雅なひとときに酔いしれるのも好き! そんなわがままなあなたのために、大人の街・銀座のスタイリッシュなカフェと、クラシカルな香りが漂う老舗喫茶を併せて紹介しよう。

「CAFE FREDY」で至福のフレンチトーストを

はじめに紹介するのは、東京メトロ銀座一丁目駅から徒歩3分の「CAFE FREDY(カフェ フレディ)」。20~30代の女性に絶大な人気を誇るアパレルショップNOLLEY’S銀座店階下にあるこちらのカフェは、運営も同じくNOLLEY’Sが行っているため、ショップの雰囲気そのままにハイセンスな内装を満喫できる。

木目調のやさしい色合いのインテリアでまとめられた内装

店内では食器や茶葉の販売も行っている

もちろん、料理やスイーツも秀逸。味だけではない。見た目もとってもキュートなのだ。看板メニューのフレンチトースト(S=378円/4pieces、M=462円/6pieces、L=567円/9pieces)は、オーダーが入ってからオーブンで焼き上げるため、外はカリカリ、中はふわっふわの食感を味わえる逸品。

フレンチトースト(Sサイズ)。メープルシロップをかけて召し上がれ♪

カフェラテ(483円)のラテアートはとってもキュート☆

「銀座で買い物帰りに立ち寄られる女性同士のお客さまはもちろん多くいらっしゃいますが、ひとりでいらっしゃる年配の男性もいますよ」と店長さん。見た目の洗練さと、口に入れた瞬間幸せが広がる絶妙な焼き加減を兼ね備えたフレンチトーストは、大人の粋な男性にもよく似合うではないか。

さらに、店長の笑顔が猛烈にかわいいのも大きな魅力。彼女がいる店になら毎日でも通いたいと思うファンは、男女問わず多いことだろう。

訪れると幸せになれる!?「Cafe Ohana」

続いて紹介するのは、銀座駅徒歩1分の「Cafe Ohana(カフェ オハナ)」。こちらは、ビルのすき間の細道を辿り、エスカレーターに乗りこんで到着した先にある隠れ家的存在の店だ。

ほどよく自然光が差し込みあたたかな雰囲気。窓際席からは銀座の街を見下ろせる

ゆえに、いちげんさんは一瞬入店をためらってしまうかもしれないが、不安な気持ちはドアを開けた瞬間キレイに拭われる。だって、店内がとてつもなく穏やかな空気に満ちているのだ。大都会の中にこんな空間があるとは、正直驚かされる。

店員さんいわく、「この街はインターナショナルでもあるし、ギャラリーが多く文化的でもあるし、下町に隣接もしているから本当にいろんなお客さんがいらっしゃいます。だからうちは、どんな方にとっても居心地がよい場所を提供したいと思って、“こんな店です”とカテゴリーわけしないようにしてるんです」とのこと。

その心配りと立地の良さが相乗効果を生んでいるようで、来店してくる客はみんななごやかなムードに包まれている。「うちは火曜と木曜の19時~21時にタロット占い師が鑑定(有料)を行っているんですが、お客さまの中には、鑑定後に運気が上がって良いことが起きるようになったと報告してくださる方もいるんですよ」とのこと。

鑑定は要予約だが、空き時間にみてもらえることもあるそうなので、初めて来店する方はこの時間帯を狙ってみてもいいかもしれない。ちなみに、アルコールメニューも豊富にそろっているので、夕食後にお酒とデザートが欲しい時にもおすすめだ。

店員さんのやさしい笑顔と接客にも心が和む

カクテルの他、グラスワインやモルツ、コロナも

えもいわれぬ風格を備えた「トリコロール本店」

最後に紹介するのは、昭和11年(1936)創業の老舗「トリコロール本店」。香り高いコーヒーと手作りケーキ、そして品の良い調度品に囲まれてゆったりと過ごすひとときを満喫できる店だ。

昭和の文学作品に出てきそうな麗しき空間!

こちらの店で人気なのが、エクレアとアンティックブレンドコーヒーのセット(1,140円)。注文を受けてから生地を温めてクリームを挟むため、さくっとした食感を楽しめる。このエクレアが誕生したのは創業当時。その頃はパリ帰りの画家や文士、慶応の学生などに人気があったという。

フォークをさすと中から登場するクリームは、濃厚ながら甘さ控えめなやさしい味わい子コーヒーとの相性もよく、足繁く通うファンがいることにも頷ける。

盛り付けが美しすぎて食べてしまうのがもったいなく感じられるほど

ショップマスターの小宮郁子さんによると、毎朝、店で一服してから出社する常連もいるとのこと。歴史ある名店での一杯からスタートする一日はどんな輝きに満ちているのだろう。銀座界隈で働いている人は、是非とも出社前にお店に足を運び、そんな一日を体感してみてほしい。

2階席へといざなう階段を彩る壁には、戦前の店を映した写真の数々。年代物の写真機の横には、創業者の写真も