三井記念美術館、NHK、NHKプロモーションは、特別展「大妖怪展 ―鬼と妖怪そしてゲゲゲ―」を開催する。会期は7月6日~9月1日(毎週月曜休館、ただし7月15日は開館し、翌日休館。8月12日は開館)、開館時間は10:00~17:00(入館は16:30まで)。入館料は一般1,200円、大学・高校生700円、中学生以下無料。

「大妖怪展 ―鬼と妖怪そしてゲゲゲ―」

「大妖怪展 ―鬼と妖怪そしてゲゲゲ―」は、同館が夏季に開催する展覧会「美術の遊びとこころ」シリーズの最新展として開催されるもの。中世から近代にかけて日本の妖怪の歴史を振り返り、現代の妖怪を代表する「ゲゲゲの鬼太郎」を手がけた水木しげるの妖怪画までを一覧することができる。展示物には能面や絵巻、浮世絵、版本といった歴史的資料があり、それらを「鬼」や「天狗」、「怨霊」や「幽霊」、そして動物や器物の擬人化・妖怪化などのテーマごとに特集する。

また、同展では、水木しげるが描いた原画25点を公開。同氏の膨大な妖怪画の中から、今回は妖怪原画集「妖鬼化(ムジャラ)」全12巻の中から、日本の妖怪と鬼太郎の原画を25点選出した。「ゲゲゲの鬼太郎」のイメージが強い同氏だが、歌川国芳画「相馬の古内裏」をもとに描いた「がしゃどくろ」など版本の妖怪画を手がかりに描かれたものも多く、同氏の緻密で色彩豊かな作品を鑑賞することができる。

なお、同展は前期(7月6日~8月4日)と後期(8月6日~9月1日)で展示作品が入れ替わるが、能面と器物、そして水木しげるの作品は通期で展示される。