7月13日より公開されるアニメーション映画「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』」の完成披露試写会が30日、東京・中野サンプラザで行われ、松本梨香、湯山邦彦監督、そしてゲスト声優の高島礼子、中川翔子、お笑いコンビの平成ノブシコブシらが登場した。
舞台あいさつには、ミュウツー役の高島、ニンフィア役の中川、エリック役の平成ノブシコブシ吉村崇、イシツブテ役の平成ノブシコブシ徳井健太、サトシ役の松本、湯山監督の計6名に加えて、着ぐるみのピカチュウや幻のポケモン・ゲノセクトも登場。子供たちの大歓声に迎えられる中、高島は「年を重ねると頭が頑固になるが、ポケモンを見ていると心を洗われる。苦しい時にポケモンを観て感動で涙しています」と感慨深げに語りつつ、声優については「覚醒したような気がします。癖になりそう。ハマリました」と本作のタイトル"ミュウツー覚醒"にかけた粋なコメントも。続いて、7年連続で劇場版『ポケモン』映画のゲスト声優を務める中川は「ポケモンはいろいろなことを教えてもらい、気がつけばもう大人。レベル28(28歳)になりました」とあいさつ。
そして"破天荒キャラ"を捨てて好青年エリックを演じたという吉村は「私は今年でレベル33ですけど、お笑いレベルは2ぐらい」と自虐ネタ。一方、相方の徳井が自分のレベルを「年齢NG」と言うと高島も「私も!」と同調し、会場から笑いと喝采が巻き起こっていた。
さらに、本作の主題歌「笑顔」を歌ういきものがかりの吉岡聖恵、水野良樹、山下穂尊がサプライズゲストとして登場。今回、イーブイ役として声優にも初挑戦した吉岡は「イーブイは鳴き声で感情を表現するポケモンなので、演じるのは難しかったけれど、皆さんのアドバイスで何とかうまくできた」と振り返り、湯山監督も「飲み込みが早くて、高度な演技にも挑戦してもらった」と太鼓判を押していた。
「こんな素晴らしい作品を作ってくれた。監督にジェット土下座したい!」とポケモン"愛"を惜しげもなく語り続ける中川だったが、裸に黒リボンを巻くという大胆なビジュアルが話題となったニュー・シングル「続 混沌」に話が及ぶと、「先日、江原啓之さんにお会いしたとき、亡き父に『新曲のジャケット、あれやり過ぎだ』としかられました」と苦笑。しかし「今後はニンフィアのようにかわいらしいリボンでいきます!」と宣言していた。
そして、16年間主人公・サトシを演じてきた松本は「今回もすてきなメンバーに囲まれて、いい『ポケモン』映画ができました。映画1作目に登場したミュウツーに会えたときには感動しました」と、1998年の劇場版第1作『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』を振り返りながら、ミュウツーとの出会いを回想。最後には毎年恒例となった「夏はポケモン!」と全員で叫び、大盛況の舞台あいさつは幕を閉じた。
「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』」は7月13日より全国で公開。また、短編作品『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』も同時上映される。