「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」がランクイン

フィールドマーケティング支援サービスを提供するソフトブレーン・フィールドは3日、「炭酸飲料の購買行動」に関する調査結果を発表した。同調査は、4月1日~28日に炭酸飲料を購入した、全国2,743サンプル(男性950人、女性1,793人)のデータを集計したもの。購入時のレシートを画像にして送信してもらい、購入内容を集計する方法で行われた。

ペットボトル500ml以下の購入は上位6ブランドで全体の50.6%

炭酸飲料のペットボトル(500ml以下)の購入は1,723レシートとなり、炭酸飲料全体の2,743レシートに対し62.8%を占めていた。内訳を見ると、上位6ブランドの累積レシートが全体(1,723レシート)の50.6%を占め、他のカテゴリの商品の中でも主要ブランドに集中している傾向が見られた。

上位各ブランドを見ると、1位は三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)の206レシート。2位はコカ・コーラ(日本コカ・コーラ)の160レシート、3位はオランジーナ(サントリー)の146レシート、4位はコカ・コーラゼロ(日本コカ・コーラ)の131レシート、5位はペプシ/ペプシネックス(サントリー)の120レシート、6位はメッツコーラ(キリンビバレッジ)の109レシートとなった。1位、2位、4位、5位の伝統あるブランドに対して、昨年発売されたオランジーナが3位、メッツコーラが6位に入った。

コンビニではペットボトル500ml以下の購入が23.4%

容量を問わずスーパーでの購入が多い

次に炭酸飲料の購入場所(業態)について容器タイプ別に見てみると、「ペットボトル500ml以下」では、スーパーが58.2%、コンビニが23.4%、ドラッグストアが10.7%の順となり、「ペットボトル1,000mlを超える容量」ではスーパーが71.8%、ドラッグストアが17.3%、ディスカウントストア他が7.7%となり、コンビニは1.9%だった。

ブランド別の購入特徴、三ツ矢サイダーは「品質がよさそう」

三ツ矢サイダーは「品質」「素材・原料」に好感

次に500ml以下のペットボトルについて、上位ブランドを購入理由別に他のブランドより高い割合の項目を見てみると、三ツ矢サイダーは「品質が良さそう(67.5%)」「素材・原材料が良さそう(39.8%)」「売場で目立っていた(29.6%)」だった。対してコカ・コーラは「味・香りが好み(93.8%)」「飲みやすい(88.8%)」「企業イメージがいい(66.3%)」、オランジーナは「パッケージにひかれて(54.8%)」「家族が気に入っている(52.1%)」となった。

上位3ブランドでもユーザー層に違いがある

オランジーナは「以前に何度か購入している」ユーザーが多い

ペットボトル500ml以下の同ブランド購入頻度について見てみると、上位3ブランドで「いつも購入している」の割合が最も高かったのは「コカ・コーラ」で38.8%だった。一方、「今回初めて購入」の割合が最も高かったのは「三ツ矢サイダー」で23.3%だった。調査の詳細は「ソフトブレーン・フィールドのプレスリリース」で閲覧できる。