中小企業診断士の資格取得を目指す場合、通信講座での学習が視野に入ってくるでしょう。
この記事ではおすすめの中小企業診断士の通信講座をランキング形式で紹介します。
各社の中小企業診断士通信講座の費用や合格率を比較します。
当サイトのおすすめは、2023年度2次試験の合格実績No.1を誇るスタディングの講座です。
中小企業診断士 おすすめ通信講座ランキング |
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通信講座 | 料金(税込) |
スタディング | 中小企業診断士 1次2次合格コース[2025年度試験対応]
→スタディング 評判はこちら →スタディング 中小企業診断士講座 評判はこちら |
アガルート | 【2025年合格目標】
→アガルート 評判はこちら →アガルート 中小企業診断士講座 評判はこちら |
クレアール |
※キャンペーン価格:150,000円【10月割引価格・11月4日まで延長】
※キャンペーン価格:198,400円【10月割引価格・11月4日まで延長】 →クレアール 評判はこちら |
フォーサイト |
→フォーサイト 評判はこちら |
診断士ゼミナール |
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合格実績で選びたい方は、スタディングの中小企業診断士講座がおすすめです。
初心者におすすめの中小企業診断士通信講座
まずは、おすすめの中小企業診断士の通信講座を5つ紹介していきます。
通信講座を利用して中小企業診断士の試験に挑戦しようとお考えの方へ、受講料やカリキュラムなどを比較しました。
自分に合った通信講座を選ぶ参考にしてください。
通信講座 | 料金(税込) | テキスト・講義動画 |
スタディング | 中小企業診断士 1次2次合格コース[2025年度試験対応]
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アガルート | 【2025年合格目標】
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クレアール |
※キャンペーン価格:150,000円【10月割引価格・11月4日まで延長】
※キャンペーン価格:198,400円【10月割引価格・11月4日まで延長】 |
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フォーサイト |
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診断士ゼミナール |
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- 合格者は通信講座の場合正確な数値が測れないため、公式サイトを参考にしています。
当サイトのおすすめは、2023年度2次試験の合格実績No.1を誇るスタディングの中小企業診断士講座です。
スタディングの中小企業診断士通信講座の評判・口コミ
通信講座名/料金 | 中小企業診断士 1次2次合格コース[2025年度試験対応]
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カリキュラム |
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教材/テキスト |
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合格率/実績 |
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サポート体制 |
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スタディングの通信講座はもともと中小企業診断士講座から始まりました。
中でも、中小企業診断士の通信講座はスタディングの代表的な講座です。
そのため、中小企業診断士講座はスタディングの様々な資格講座で高い評価を得ている中でも特にクオリティの高いものとなっています。
ここではそんなスタディングの中小診断士講座の教材について、どのような特徴があるのかをご紹介します。
- 業界ダントツに安い講座費用
- 質の高い講義と最先端のサポート機能
- 隙間時間を最大限に活かせるスマホ学習システム
- 学習マップにより2次試験対策も完璧
まずは、何といっても受講料等の費用面です。
中小企業診断士の通信講座の費用相場は約10万円程度となっています。
しかし、スタディングの受講料は最安値のミニマムコースで48,400円と、相場の半分近くの費用で受講が可能になるということです。
教室などの場所を必要とせず、テキスト代なども大幅に削減することで、通学予備校などと比べて圧倒的な低価格での通信教育を提供しているため、この時点で他社に差をつけています。
そして、スタディングの中小企業診断士の通信講座を一言で表すならば、「スマホ学習機能が最も充実している通信講座」です。
スタディングほどスマホ学習がしやすい通信講座は他にはなく、通勤時間やちょっとした休憩時間など、日々の生活の中で生まれる隙間時間を最大限活用して勉強ができます。
もちろん、業界断トツの安さの講座費用だけでなく、質の高さも折り紙つきです。
昨今では、ほとんどの通信講座がスマホでの動画講義の視聴に対応しており、移動時間などにスマホで講義を受けられるのが主流ですが、中でもスタディングは業界随一のスマホ学習機能を取り揃えており、他の通信講座にはない便利で多彩な機能を利用できます。
また、動画講義だけでなく、テキスト閲覧や学習スケジュール管理、暗記ノート作成など、スマートフォンを用いた様々な学習サポート機能も搭載されているのも魅力です。
例えば「マイノート機能」は、スマートフォンを使って様々な問題演習に取り組め、講義を受けている間にスマホでそのままノートを取れます。
これにより、通勤時間などの隙間時間でも、机に座って勉強する時とほとんど変わらない質の勉強が可能です。
では、スタディングの通信講座はどんな方におすすめでしょうか。
前述したとおり、スタディングは講座費用が安く、その上教材もハイクオリティなため、コスパの良い中小企業診断士講座をお探しの方にはぴったりの講座です。
また、他講座の講義時間はほとんどが30分から1時間弱ある中、スタディングは1講座あたり10分前後と、とてもコンパクトにまとまっています。
そのため、電車の移動時間などの隙間時間に勉強したい方や。多忙な社会人の方にとてもおすすめな通信講座です。
アガルートの中小企業診断士通信講座の評判・口コミ
通信講座名/料金 | 【2025年合格目標】
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カリキュラム |
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教材/テキスト |
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合格率/実績 |
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サポート体制 |
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なお、アガルートは、中小企業診断士以外の難関資格でも数多くの講座を開講しており、非常にたくさんの合格者を輩出している確かな実力があります。
さて、アガルートの中小企業診断士講座について特徴を紹介していきます。
- 他社と比較して受講料はやや高め
- 合格者は受講料全額返金
- 試験で重要な要点を重点的に学べるテキスト
- 講師オリジナルのフルカラーテキスト
- プロ講師によるわかりやすい講義
アガルートの中小企業診断士講座は、他社と比較して受講料はやや高い印象を受けます。
しかし、アガルートの講座には、受講して合格すれば受講料を支払う必要がなくなるという全額返金制度があるため、学習を続ける大きなモチベーションとなるのではないでしょうか。
また費用面だけでなく、教材やカリキュラムにも特徴があり、例えばアガルートのテキストは、中小企業診断士のプロが徹底的に試験を分析することで、合格に必要な知識をテキストに盛り込んだものとなっています。
つまり、このテキストでしっかり勉強することで、合格に必要な知識が十分身につくということです。
また、テキストがフルカラーであることも大きな特徴の一つです。
白黒のテキストでは一見難しそうな印象を受けやすいですが、テキストがフルカラーであれば、パッと見たときにやる気が出たり、重要な部分を視覚的に網羅しやすくなります。
フルカラーテキストは、視覚的に知識を吸収したい方には特に魅力的な教材ではないでしょうか。
そして、アガルートの講義もまた、プロの中小企業診断士が試験に関する情報や試験の重要な点、つまずきやすいポイントを詳しく解説してくれます。
また、講師が試験に深く精通しているため、試験に関する豆知識や狙われやすい用語をピンポイントに解説してくれるでしょう。
では、アガルートの中小企業診断士講座はどんな方におすすめでしょうか。
- テキスト中心で学習を進めたい方
- フルカラーのこだわりのテキストで学習を進めたい方
- 合格時の強力なモチベーションが欲しい方
アガルートはテキストを使って王道な学習の進め方となっているため、こだわりのフルカラーテキストで学習を進めたい方にとってはおすすめの講座であるといえるでしょう。
また、合格後の全額返金は最大の魅力であることから、合格に向けた大きなモチベーションを作ったうえで勉強に励みたい人の受講もおすすめです。
わかりやすい目標があるため、より熱心に学習に打ち込めるのではないでしょうか。
クレアールの中小企業診断士通信講座の評判・口コミ
通信講座名/料金 |
※キャンペーン価格:150,000円【10月割引価格・11月4日まで延長】
※キャンペーン価格:198,400円【10月割引価格・11月4日まで延長】 |
カリキュラム |
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教材/テキスト |
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合格率/実績 |
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サポート体制 |
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クレアールの特徴を一言で表すならば、「通信講座と予備校の中間」です。
校舎での質問対応や添削指導などの予備校に近いサポートを受けられる一方で、講義は全てスマートフォンやPCで受講できるため、時間や場所を選ばずに勉強できるメリットがあります。
また、「非常識合格法」というクレアール独自の教育カリキュラムを用意しており、合格ラインギリギリを突破する無駄のない勉強法が魅力です。
中小企業診断士試験の合格ラインが得点率60%であることに着目し、過去問の研究を徹底的に行うことで、勉強範囲を一般的な範囲よりも大幅に削って学習を進めていきます。
その絞った範囲を集中的に学習することで、安定して60点の合格ラインを確保可能です。
考え方自体は実に合理的で、クレアールは他の通信講座と比べて過去問を重視する傾向にあります。
削り方が非常に大胆であることから非常識と名付けられたのでしょう。
実際クレアールのテキストは他社と比較しても薄いため、勉強に取り掛かる際のとっつきにくさがなく、あっさりと勉強に取り組めます。
また、答案練習として添削指導を実施しており、2次試験対策にも強い通信講座であることに加え、業界トップクラスのサポート体制を提供しているのもクレアールの特徴です。
クレアールの中小企業診断士講座では担当講師が各科目ごとで異なり、専門性が非常に高い講義を受けられます。
講師陣総勢9名という層の厚さは、他の通信講座にはない大きな魅力の一つでしょう。
中でも企業経営理論と運営管理の担当講師を務める古森講師は、「非常識合格法」を生み出し、中小企業診断士試験の全てを深く理解した、中小企業診断士試験対策の第一人者です。
難易度が高く、長期戦を強いられる中小企業診断士試験において、親身に寄り添ってくれるクレアールのサポート体制は受験勉強の大きな支えとなるでしょう。
また、クレアールでは「非常識合格法」という本を、無料でプレゼントしています。
参考資料として大変役立つものになるため、興味がある方は一度こちらをご覧ください。
では、クレアールの通信講座はどんな方におすすめでしょうか。
クレアールの中小企業診断士の通信講座は万全なサポート体制が整っているため、その分受講料は比較的高めに設定されています。
しかし、クレアールは合格ゼミや質問対応といった”人”によるサポート体制が完備されているため、通信講座であっても人と関わりながら学んでいきたいとお考えの方におすすめの通信講座です。
特に、合格ゼミでは講師や他の受験生とのディスカッションをするカリキュラムもあるため、2次試験の解答手順を覚えられ、実践的な知識を吸収できるでしょう。
つまり、校舎に通わない通信講座でも安心して試験勉強を進められると言えます。
フォーサイトの中小企業診断士通信講座の評判・口コミ
通信講座名/料金 |
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カリキュラム |
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教材/テキスト |
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合格率/実績 |
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サポート体制 |
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フォーサイトの中小企業診断士講座は業界の中でも比較的マイナーで、中小企業診断士を目指している方でもフォーサイトの通信講座の存在を知らない方は多いのではないでしょうか。
そんな、フォーサイトの中小企業診断士講座の特徴についてご紹介します。
- 確実に得点を獲得することに特化したカリキュラム
- 「わかりやすさ」を追求したフルカラーテキスト
- 経験豊富な講師によるわかりやすい講義動画
フォーサイトの中小企業診断士の通信講座は、低価格でありながら教材の質が高いと、コスパの良さに定評があります。
中でもフォーサイトのテキストは、満点を狙うのではなく、合格ラインを越えることにフォーカスして作られたシンプルな仕上がりとなっているのが特徴です。
試験で問われる項目ごとにページを分け、重要度を明記することで、試験で確実に点数を獲得すべきポイントがわかりやすく記載されています。
また、難しい専門用語には優しい解説がついていたり、自由にメモできるようページ間にメモスペースが設けられているのもポイントです。
ただ、バリューセットのテキストは全部で11冊あるため、全てをこなすのに時間がかかってしまうかもしれません。
とはいえフォーサイトのテキストは、「覚えやすさ」や「理解のしやすさ」に焦点を当てて作られているため基本的にフルカラーであり、初心者でも直感的なイメージをつけたり、頭の中の知識を整理できるようイラストや図を使ってわかりやすく解説してくれています。
中小企業診断士の試験範囲は膨大です。
少しでも効率良く学習できる工夫がされているため、非常に使いやすいのではないでしょうか。
テキストの他にも「過去問題集」や「演習ノート」などにも工夫がされています。
特に過去問題集は、左ページに問題、右ページに解答・解説という構成になっており、解答から答え合わせ、解説までページをめくる必要がないため、ページを行き来するといった無駄なモーションを省略可能です。
また、本試験で実際に出題された問題をテキストで勉強する順番に並び替えて掲載されていたり、1問ごとに解答目標時間が定められています。
これらの仕掛けを上手に使いこなすことで、知識を効率よく身に付けられるでしょう。
その他にも、スマホで受講できる有名講師の講義動画や漫画で学習できるテキストなど試験勉強を飽きさせない工夫がされています。
これは、動画で受講する講義に力を入れているということです。
「通学講座を以上の学習効果のある教材を」をモットーに、講義は全て専用のスタジオで収録されました。
マンツーマンで講義を受講している感覚で学べるのも、メリットだといえます。
診断士ゼミナールの中小企業診断士通信講座の評判・口コミ
通信講座名/料金 |
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カリキュラム |
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教材/テキスト |
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合格率/実績 |
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サポート体制 |
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診断士ゼミナールは、「講義のわかりやすさ」「継続のしやすさ」「講座満足度」の3部門で1位を獲得する、非常に評判の高い通信講座です。
広告宣伝費を大幅にカットすることで、低コストで充実したカリキュラムが実現しました。
そこで、診断士ゼミナールの通信講座について、客観的な視点から特徴を解説していきます。
- 講座費用は業界最安値
- フルカラーテキスト
- 無制限の質問対応
- 万が一不合格でも無料で再受講可能
- 満足度No.1の通信講座
業界中でも低価格に分類されるほど受講料が安い割に、教材の質もサポート体制も万全となると、他の通信講座がこれに対抗するのは極めて難しいと言えるでしょう。
中小企業診断士の試験範囲は膨大で、教材だけでもかなりのボリュームです。
しかし、診断士ゼミナールの教材はテキストから過去問題集まで全てフルカラーとなっており、解説には図や表、イラストなどが存分に使われているため、非常に読みやすくなっています。
また、診断士ゼミナールの講義動画は合計で270時間と充実しており、2倍速でも視聴可能です。
なお、講師の方はとても丁寧かつハキハキとした口調で講義を進めるため、倍速でも視聴できます。
倍速の場合は、135時間あれば全ての講義が視聴できるため、繰り返し勉強する時間も確保できるはずです。
講義動画でも図や表を利用した説明がとても多く、初心者でもわかりやすいものとなっています。
また、診断士ゼミナールのテキストのサイズはA4で、一冊当たりの厚さは割と薄いため、数冊であれば十分持ち歩き可能な大きさです。
実は数年前まで、過去問題集全科目が一冊にまとめられていたためとても分厚いものでしたが、受講生から「過去問題集をもっと薄くしてほしい」という意見があり、今では科目ごとに分冊されて持ち運びしやすくなりました。
つまり、診断士ゼミナールは受験生に寄り添ったものだと言えます。
では、診断士ゼミナールはどんな方におすすめでしょうか。
診断士ゼミナールは、他の講座と比べて不合格時の保証が圧倒的に手厚く、一発合格できる自信のない方にとてもおすすめの講座です。
仮に、不合格になったとしても、2年間無料で追加受講可能であり、不合格時の返金制度まで用意されています。
そのため、一発合格ではなく合格を2年以上かけて狙うつもりの方は、診断士ゼミナールとの相性が良いでしょう。
中小企業診断士は独学でも合格できる?
ここまで通信講座の紹介をしてきました。
では、独学でも合格ができるのか、気になる方もたくさんいるのではないでしょうか。
そこで、中小企業診断士資格試験の合格を目指すうえで、知っておきたいおすすめの過去問や勉強法なども紹介しながら併せて解説していきます。
中小企業診断士の独学におすすめのテキストや過去問
表紙 | 名/料金 | 特徴 |
【金額】 |
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【金額】 |
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【金額】 |
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メインで使うテキストは慎重に選びましょう。
受験生の中には色んなテキストをそれぞれ少しづつ試してみるといったことを繰り返す方がいます。
自分とテキストとの相性を試すためだといえばそれまでです。
しかし、それをいつまでも繰り返すのは、時間とお金の無駄ではないでしょうか。
たくさんあるテキストの中で、TACの「スピードテキスト」シリーズが定番だと言われていますが、使いやすいテキストは人それぞれです。
どんなメインテキストであっても徹底的に使い込めば結果は変わらないでしょう。
万が一、内容に納得できなければ、別のテキストに切り替えるのも手ですが、基本的にはメインで使用するテキストを決めたらそれを最後まで使うことが重要です。
中小企業診断士の勉強法
中小企業診断士の一次試験や二次試験をクリアするためには、最適な勉強法が何かをまず知ってから勉強を始めるのが重要です。
正しい勉強法を知らず、とりあえず過去問をひたすら解くなんて勉強をしていたら、受験期間が長期化する可能性があるかもしれません。
- 一次試験の合格に向けた効率的な勉強法を意識する
- 二次試験を意識した一次試験勉強をする
最短合格への勉強法は、この2点を抑えられていると最短合格が限りなく近づきます。
そもそも、中小企業診断士の一次試験と二次試験の主旨はと以下のとおりです。
- 一次試験
経営用語の知識をしっかり理解し、暗記しているかを問う試験 - 二次試験
一次試験で得た知識を経営課題の解決に活用できるかを問う試験
全体として、一次試験の知識を二次試験へ活かす力が必要です。
これを理解していないと何度も二次試験を受験するはめとなり、最短合格はほど遠くなってしまいます。
そのためには、いかに二次試験を意識して一次試験の勉強を進めるかが重要ポイントです。
そして、中小企業診断士の資格試験科目には大きく”理解重視”と”記憶重視”の2つに分かれます。
暗記ものは忘れてしまうリスクがあるため試験直前に勉強し、しっかりと理解する必要のある科目は受験勉強期間の前半にするというのが有効な方法です。
そこで最初は、基礎的で普通の会社員に比較的馴染みのある科目からスタートします。
具体的には、「企業経営論」や「財務会計」、「経営情報システム」などの科目から始めると良いでしょう。
これらの科目は、会社員の方には馴染みのある分野のため、好調なスタートを切るのに向いている科目ではないでしょうか。
また、営業やマーケティングなどの職種の方は「企業経営論」からスタートするのもおすすめです。
実際の仕事にも活かすことも大いに期待できます。
他にも経理や財務部門に所属する方は、「財務会計」が日常の仕事そのものにも役立てられるでしょう。
決算書から読み解く財務分析だけでなく、最近は仕訳などの実務的な問題も出題されるため、確実に得点を狙っていくという意味でもとても有利です。
さらに、IT関連業界に勤めている方には、「経営情報システム」をおすすめします。
本格的なプログラミングまでは求められませんが、広い範囲のIT知識を求められるため、ITパスポート資格の知識もあると学習しやすいでしょう。
そして、得意分野で勉強を好スタートさせた後は、じっくり理解を深める必要のある科目を中心に勉強を進めていきます。
具体的に、「運営管理」や「経済学・経済政策」です。
「運営管理」は店舗や工場の運営管理について学びます。
店舗運営や工場運営を経験したことのない職種の方も多いでしょう。
なかなかイメージが付きにくく、とっつきにくさを感じるかもしれません。
暗記の部分もあるため、それも含めて基礎となる理屈をしっかり理解して、根気よく学んでいきましょう。
一方、「経済学・経済政策」では、マーケティング理論や経済理論の数値分析が多く出題されます。
また、経済トピックも出題されるため、日本経済新聞を継続的に読んでおくことも重要です。
この分野も、「運営管理」同様、背景にある理屈をしっかり理解しましょう。
そして試験直前に、暗記中心の科目や内容の移り変わりが多い科目の勉強をしてください。
具体的には「経営法務」や「中小企業経営・中小企業政策」です。
特に近年、「経営法務」が最も合格率が低くなっています。
真面目な方ほど、ついつい最初からじっくり取り組んでしまいますよね。
関連する法律の要点を抑えて、問題にどんどん解答していけば、得点力を身に付けられます。
得意科目とならなくても大丈夫です。
足切りにさえならなければいいと割り切ってしまいましょう。
一方、「中小企業経営・中小企業政策」は、中小企業の経営の流行や中小企業に対する国の施策についてといった、典型的な暗記科目です。
中小企業の経営状況や政策内容は毎年変わっていくため、直前に対策して試験に臨みましょう。
以上のことを踏まえた注意点として、絶対にしてはいけないのは、色んなテキストや問題集を購入することです。
一つに絞ったテキストや過去問集を繰り返し学習することが合格への近道と言えます。
そして、自分で学習スケジュールを立てられない、あるいは計画通りにいかないといった方は、予備校の通学や通信講座を受講するのもひとつの手段ではないでしょうか。
中小企業診断士は独学でも合格できるのか
中小企業診断士の資格は、「ビジネスパーソンが取得したい資格」ランキングで第1位にランクインするほど現在注目を浴びている国家資格なため、社会的評価も高く、転職の際にも有利になることから非常に人気が高い資格です。
中小企業診断士試験の受験生はほとんど社会人であるため、働きながら試験勉強を行う方が多いでしょう。
勉強方法としては、通学・通信講座・独学などが様々な手段が挙げられます。
一度独学で勉強をスタートすると、独学を続けることにこだわりすぎてしまう傾向があるため、予備校通学や通信講座になかなか切り替えられません。
ここで、独学のデメリットについて確認しておきましょう。
- 合格までに何年もかかってしまう
- 時間がかかるほど転職に不利になってしまう
- 出費が必要以上にかさむ可能性がある
- 合格率は約4%ほどしかない
中小企業診断士の試験の学習内容は難しいものも多く、独学で勉強をしていると途中で行き詰ってしまうことも珍しくありません。
しかも、独学は他の受験生の様子もわからないため、自分はなぜ点数が伸びないのかを理解できず、いつまでたっても同じところで尻込みしているといった事態に陥ってしまうこともあります。
さらに、なかなか合格できずに受験勉強の期間が長くなってしまえば、身体的にも精神的にも非常に辛くなるため、独学は途中で挫折してしまうリスクが高くなりがちです。
また、転職を有利に進めるために中小企業診断士の資格取得を目指している方もたくさんいらっしゃいますが、独学ではかえって不利になってしまうかもしれません。
独学と通信講座などでの学習とを比較すると、独学の方がどうしても合格までに時間がかかってしまいます。
仮に途中で挫折せずに合格できたとしても、合格までに時間をかけすぎてそのあとのキャリアに支障をきたすなんてことも否定できません。
一般的に、転職は年齢が高くなればなるほど不利になるものです。
転職のために中小企業診断士を取得しようと考えているならば、独学で合格を目指してしまうと結果的に本末転倒になってしまう可能性が大いにあります。
また、独学は予備校通学や通信講座の受講料がない分、一般的にテキスト代など最低限の出費に抑えられるため、金銭的負担が少ないというメリットがありますが、そう簡単な話でもありません。
独学が上手くいかなかった場合、教材を変えれば良いと思い込んでしまうと色んな教材に手を出してしまいがちです。
さらに、毎年受ける模試の受験料や本試験の受験料も、一回だけであればさほどの金額でなくても、積み重なれば大きな金額になってしまいます。
その結果として、実は予備校の通学や通信講座の受講料と変わらないか、それ以上のお金かかってしまうなんてことも少なくありません。
もちろん、独学で合格されている方も存在していることから、独学で合格自体は決して不可能ではありませんが、”不可能ではない”というだけで、実際のところ独学で合格することはかなり難しいようです。
では、独学合格が難しいその理由を詳しく解説していきます。
- 資格学校の受講生に勝たなければならない
- 2次試験の対策は独学ではかなり厳しい
中小企業診断士の試験は、例年1次試験の合格率と2次試験の合格率がそれぞれ約20%程度です。
当然、2次試験は1次試験をクリアした方々で競うことになるため、1次試験よりもさらに難易度が高い試験となります。
中でも、1次と2次を一気に合格する割合はたった約4%程であり、数ある国家資格の中でもハイレベルな試験です。
これだけで、とても厳しい競争になることが容易に想像できますよね。
しかも、競争相手は独学で勉強してきたという受験生ばかりではなく、通信講座や予備校を利用していた受験生も数多く含まれています。
通信講座や予備校の通学を利用した受験生は、独学で学んだ方よりも費用をかけている分プロの指導を受けているため、独学の受験生よりも効率的で質の良い勉強をしてきている傾向にあります。
そのため、独学の受験生は自分自身の力だけで、このプロの指導を受けてきた受験生にと競わなければなりません。
つまりこれは単純に、独学の受験生が不利な状態で受験するとということを指しています。
また、一般的に試験に合格するために必要な勉強時間は1,000時間程度であるそうです。
1次試験と2次試験を両方合格した方の中には、6〜8ヶ月程度で合格した人もいれば、一方で10年以上かけてようやく2次試験までをクリアできたという方もいらっしゃいます。
そもそも合格に時間がかかってしまうポイントとして挙げられるのは、2次試験です。
中小企業診断士試験の形式は、1次試験と2次試験とで分かれており、1次試験はマークシート形式、2次試験は全て記述式となっています。
この2次試験こそが、独学での合格の難易度を格段に上げている原因です。
理由としては、まず過去問演習などだけでは、解答を作る力を身に付けるのが極めて難しいということが挙げられます。
どのようなポイントを抑えれば良いのか、どのような書き方をすれば良いのかなどといったことは、独学ではなかなか学ぶことが困難です。
また、自分の答案が妥当なのかどうかという点においても、独学ではなかなか判断が難しいでしょう。
このように、特に2次試験において、独学で勉強を進めたとしても、正しいの答案を作る力を身につけるのはとても困難です。
以上のことを踏まえて、もし試験合格までに数年かかっても良いという方であれば、とりあえず独学で勉強を進めてみて、できないと判断すれば予備校通学や通信講座受講などに切り替えても良いでしょう。
また、既に経営関連の知識がある方などであれば、独学でも合格できる可能性はかもしれません。
ただし、ストレートで一発合格を狙っていたり、あまり時間をかけられないといった場合、より効率的な勉強ができる予備校の通学や通信講座の受講を検討し、独学は避けた方が良いでしょう。
通学で強制的に学習できる予備校も有効ではあります。
しかし、予備校の受講料は30万円以上とかなり高額です。
通信講座であれば10万円以下で受講できるものもあるため、価格の差はかなり大きいと言えるでしょう。
また、予備校の通学ほ方が高額なのは校舎の維持費が含まれているためであり、スマホ学習機能などは通信講座の方が優れています。
したがって、絶対に通学で学びたいなどといった強いこだわりがある方でなければ、通信講座を受講するのがおすすめです。
- 中小企業診断士 難易度の記事はこちら
- 中小企業診断士 勉強時間の記事はこちら
中小企業診断士になるには~試験内容や合格ライン~
試験日 | 【1次試験】8月 【2次試験】筆記試験:10月 口述試験:翌年1月 |
合格ライン | 【1次試験】総点数の60%以上かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率。 科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率。 【2次試験】総得点の60%以上かつ各科目で40点を下回るものがないもの。 |
合格率 | 約4%程度 |
試験内容 | 【1次試験】 経済学・経済政策 財務・会計 企業経営理論 運営管理 経営法務 経営情報システム 中小企業経営・政策【2次試験】 事例Ⅰ「組織・人事」 事例Ⅱ「マーケティング・流通」 事例Ⅲ「生産・技術」 事例Ⅳ「財務・会計」 |
試験受付期間 | 【1次試験】 4月~5月 【2次試験】 筆記試験:8月~9月中旬 口述試験を受験する資格を得た方の発表日:1月中旬 |
受験資格 | なし |
参考:中小企業診断士資格取得を目指す方への中小企業診断士試験のご案内
中小企業診断士になるためには、一般社団法人 中小企業診断協会が主催する中小企業診断士試験に合格しなければなりません。
そして、試験の合格者は、次のいずれかの方法を選びます。
- 2次試験合格後に実務補習を受講
- 2次試験合格後に診断実務に従事
- 指定された機関による養成課程を受ける
以上のいずれかの過程を経て、中小企業診断士として登録することができます。
2次試験合格後に実務補習を受講
こちらが最も一般的な方法です。
中小企業診断士のほとんどが2次試験に合格したのち、実務補習を受講しています。
実務補習とは、中小企業診断協会が実施している15日間の講習のことです。
6名までの受講者を1グループととし、実際の企業経営を分析したり、アドバイスを行ったりします。
2次試験合格後に診断実務に従事
2次試験の合格後、実務補習の代わりとなるのが”診断実務”です。
診断実務では、中小企業診断士が実際に行っている企業経営のアドバイスなどを業務として行います。
診断実務は、本来中小企業診断士の更新のときに必要となるものです。
初めて中小企業診断士として登録するときに経験するのは、特別な繋がりなどがない限り難しいでしょう。
指定された機関による養成課程を受ける
この方法は、3次試験を受験する代わりに、指定された機関で養成課程を受講するというものです。
一般的に、6ヶ月~1年を選択される方が多く、150万円以上の受講料がかかります。
中小企業診断士の将来の選択肢と仕事内容
中小企業診断士は、いわゆる経営コンサルタントの一種です。
中小企業を対象に、経営面の相談やそれぞれが抱える問題点を分析して課題解決の手助けを行います。
中小企業診断士は、たとえ資格がなかったとしても、経営などに関する相談業務を行うことは可能です。
ただ、中小企業診断士と名乗れません。
しかし、中小企業診断士と名乗れるのと名乗れないのとではやはり大きく異なります。
中小企業診断士の資格は唯一の経営コンサルタント国家資格であり、資格取得すると自身の能力を単純に証明が可能です。
そして現在、日本には約380万以上の中小企業が存在し、全体の99.7%が中小企業に該当します。
このことからも、中小企業診断士の需要は大きいことがわかりますよね。
そして中小企業診断士は、色んな働き方が可能です。
それは大きく「企業内診断士」と「独立系診断士」に分けられます。
まずは、中小企業診断士として企業に所属して活躍する「企業内診断士」についてです。
企業内診断士の場合、資格取得のための学習内容は、ビジネス全般に及びます。
その学んだ知識やスキルを企業内で活かすことで、仕事を成功へと導けます。
また、自身が勤務する会社での昇給・昇進が狙えるだけでなく、就職や転職の際には強力な武器にもなるでしょう。
企業内診断士は、経営診断や経営戦略を行うといった立ち位置で活躍する場面がほとんどでしょう。
そして、それに留まらず財務や法務にも関わることもあります。
また、情報処理の分野の知識も必要とされるため、セキュリティ強化やIT設備の導入といった分野で、企業側から活躍が期待される場面もあるでしょう。
一方、「独立系診断士」は、経営コンサルタントとして自分の専門分野を持つことで、さらなる活躍が期待できます。
また、経営相談だけでなく、執筆活動や講演活動など活躍の仕方は多種多様です。
他にも、企業に所属する社員という立場から退いて、独立する中小企業診断士もいます。
プロの経営コンサルタントとして、経営相談や執筆活動、講演活動などの活躍の場は幅広いです。
中小企業診断士として一流の経営コンサルタントに成長すれば、様々な企業の相談業務を任されるようになるでしょう。
中小企業診断士の資格は役に立たない?
中小企業診断士が活躍する場はたくさんある反面、どうやら中小企業診断士の資格が役に立たないとも言われているようです。
主な理由として以下の3点が挙げられます。
- 中小企業診断士の学習内容はビジネス書を読めば学べる内容
- 実践で役に立たない
- 独占業務がないため転職や独立に役に立たない
これは、独占業務がないなら、わざわざ1~2年以上の長い時間をかけてまで中小企業診断士の資格勉強をしなくてもビジネス書などで勉強した方がコスパが良いのではないかということでしょう。
しかし、中小企業診断士に限らず、資格というものの役割は独占業務ができることに留まるものではないため、中小企業診断士の資格が役に立たないなんてことはありえません。
その理由は以下のとおりです。
- 企業経営や相談業務に必要な知識がつく
- 企業経営や相談業務の知識があると社会的評価が得られる
- 会社員の場合、社内からの評価が上がる
- 転職が有利となる
- 人脈の幅が広がる
ただし、中小企業診断士は経営コンサルタントの一種であることから、コンサルティングに興味のない方が資格を取得してもメリットはないでしょう。
単に資格を取得すれば稼げるといった目的で受験しようとお考えの方には向かないです。
中小企業診断士の資格は、会社員として社内でキャリアアップをしたい方や会社経営の仕組み、コンサルティングに興味のある方には非常に役に立つため、取得をおすすめします。
中小企業診断士のおすすめ通信講座:まとめ
通信講座 | 料金(税込) | テキスト・講義動画 |
スタディング | 中小企業診断士 1次2次合格コース[2025年度試験対応]
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アガルート | 【2025年合格目標】
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日本経済新聞の記事によれば、働く社会人を対象にした「新たに取得したい資格」の調査で、中小企業診断士が第1位に輝きました。
記事では数ある人気資格を抑え、中小企業診断士がトップに君臨した理由として、「経営全般に関する知識を得られるため、将来に不安を抱く会社員たちが昇格・昇進や独立への準備として取得を希望する方が増加している」と分析しています。
幅広い知識が身に付くため、活用するチャンスが多いことも魅力です。
それに、オフィス勤務の方や就職・転職をお考えの方、独立を目指している方など、さまざまな状況で役立つことはメリットであり、さらに他の資格と組み合わせることにより、業務の幅がより広がるでしょう。
例えば、社会保険労務士は試験内容からは経営全般を網羅することは極めて困難です。
一方、中小企業診断士は人事や労務の知識が求められるため、両者はお互いの弱点を補い合える相性の良い組み合わせと言えます。
このような理由から、中小企業診断士は人気が高い資格である理由がわかりますよね。
もちろん、中小企業診断士の資格は取得までにどれくらいの月日を要すのか、中小企業診断士の資格を転職に活かそうとしているなど、各々の状況によって選択する勉強法は変わってきます。
今回のこの記事が、中小企業診断士の資格取得を目指そうと考えている方にとって、何かの参考になれば幸いです。
当サイトではスタディングの中小企業診断士講座をおすすめします。
ぜひ公式サイトで内容を一度ご確認ください。