今までは相手のことを何とも思っていなかったのに、告白されてからはじめて、相手のことを意識することがあります。そして実際に付き合ってみたらすごくうまくいってしまった……。こういったカップルもいるでしょう。

しかし、本来であれば、意識し合っている男女が、告白をきっかけに付き合うのが道理です。告白されて意識するようになったご本人も「どうして私は告白されてから急にこの人に対してドキドキするようになったんだろう」なんて不思議に思っていることもあるでしょう。

告白をされてから相手のことを好きになる。こういうことは、どんな恋愛心理から生まれるのでしょうか。

■今まで友達としてしか思っていなかった相手の、異性としての面を見てドキッ

これは、告白という行為自体が、相手を意識するきっかけになったということが原因です。今までは友達としか思っていなかったけれど、告白している姿を見て「この人も男だったんだな」「こんな顔、初めて見た」とドギマギしてしまうというわけです。そして、「好きだ!」と言われてしまうと、やはり相手に対してさらに良い印象を持つようになります。

その場では「今までそんなこと考えたこともなかったから」などと断ってしまうこともあるでしょうが、その時から相手のことを異性として意識し始めてしまうことも多いようです。すると、一度相手のことをフッてしまったのに、自分からその人のことを気にかけるようになり、あらためて相手に告白をしてしまうということすらあるのだそうです。

■告白をする前に、相手とは良い関係を築いておこう

ですから、もしも自分を全く意識していない相手に対して恋心を抱いているという場合には、思いきって告白してみるべきです。それをきっかけに、相手もあなたのことを意識してくれるようになるかもしれません。ただし前提として、相手とは良好な関係を築いている必要があるでしょう。普段全然話したことがない人、仲良くない人にいきなり告白をされたとしても、唐突な印象だけが残って意識するところまで至らないことが多いようです。相手に意識してもらうきっかけとして告白をするのならば、事前に食事に誘ったり、積極的に話しかけたりして、相手に自分のことをよく知っておいてもらうべきです。

また、告白した後に「今はそういう風にあなたのことを見られない」と言われたとしても、諦めずに仲の良い友人関係を続けていくことが大切なのです。ふられた後も、けなげにあなたと優しくしてくれるその姿に、相手も思わずキュンとしてしまうはずです。

またなかには恋愛に興味がなく、とても鈍感な人もいます。そういう人には、遠まわしにアピールしていてもなかなか伝わらないもの。あなたの気持ちを伝えることで、一気に二人の距離が縮まって恋愛に発展することもあるかもしれません。