俳優の市原隼人が、浅野温子と浅野ゆう子の"W浅野"で14年ぶりに復活するフジテレビ系ドラマ『抱きしめたい! Forever』(今秋放送予定)に出演することが29日、明らかになった。

ドラマ『抱きしめたい! Forever』に出演した浅野ゆう子(左)、市原隼人(中央)、浅野温子

市原が演じるのは、早川夏子(浅野ゆう子)がマダムを務め、夫・圭介(岩城滉一)が経営するチャイニーズレストランの若きシェフ・石堂リュウ。同作では唯一の新キャラクターで、圭介の隠し子が発覚し離婚の危機を迎えた2人の間に入る重要な役どころとなっている。共演シーンが多かった浅野ゆう子について、市原は「おしゃれで品があって、女性のたくましさがあり、カリスマ性のある方です」と語り、一方の浅野温子についても「ものすごくパワフルでした! 力強く周りの空気を一気に変えることのできる方ですね」と絶賛。「しゃべらなくても通じ合っているんだな、とお二人を現場で見ていてすごく感じました。男性の友情とは違う、昔からの同い年同士ならではの掛け合いにはどんどん引きこまれました」とW浅野の魅力を伝えた。

同作は1988年に放送され、"W浅野"ブームを巻き起こした人気ドラマ『抱きしめたい!』のその後を描いた作品。その当時の映像を見て撮影に臨んだという市原は、「切なくなるシーンや、ちょっとすねたりする女性らしいところがそのままなんです」と説明し、「女性同士の友情や女性同士ならではの力強さというところを見ていただきたいと思います」とアピールした。「現場にいる皆さんがこの作品を愛しているのだと感じました。スタッフ、キャストの皆さんがそこにいたいから立っている、いるだけで通じ合っているかのように感じる現場でした」と語り、「もっと現場にいたかったです。そこから離れたくなくなる現場でした」と名残惜しそうに撮影を振り返っていた。

互いに54歳になった池内麻子(浅野温子)と早川夏子(浅野ゆう子)。未婚の麻子は、瀬戸恭一郎(草刈正雄)と出会い、ようやく運命を感じはじめる。一方、圭介(岩城滉一)の浮気がまた発覚し、さらに1歳の隠し子がいることが明らかになり、夏子は離婚を決意。しかし、隠し子の母親が依頼した弁護士こそが瀬戸だった。