ハリウッド俳優のジェラルド・バトラーが28日、都内で行われた映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』の来日記者会見に登場した。
5度目の来日となったジェラルド・バトラーは「こんにちは! わたしは日本が大好きです。しゃぶしゃぶも!」と日本語であいさつ。続けて、「全員大好き!」と日本語で語りながら、会場に集まった報道陣を動画や静止画で撮影するなどハイテンション。冒頭のあいさつが終わり、報道陣からの質疑応答に移るため、椅子が用意されると「こういうハイチェアに座らされるのは、海外では老齢の方だけだよ。ギターを手に歌でも歌えばいいのかい?」とツッコミを入れ、そのまま「カントリーロード~♪」と歌い出した。
同作は、ホワイトハウスを占拠したアジア人テロリストとシークレット・サービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)の攻防を描いたアクション作品。会見では、撮影の話になると一転、バトラーは真面目な表情になり「いつも以上に怪我をした撮影だったよ。特にラストのアクション・シーンが大変だったんだ。その撮影で首の骨を2本も折ってしまったからね。ほかにも爪が剥がれたり、腕がアザだらけになったり。血が出ているんだけど、これが自分の血なのか、撮影用の血のりなのか区別がつかないほどだったよ」と壮絶な撮影現場の様子を明かした。また、続編の話があがっているとし、報道陣からマイク・バニングはホワイトハウスの次は何を守るのですか? と聞かれると「アイディアを募集中だよ。誰かいいアイディアはないかい?」と逆に報道陣にアイディアを求める一幕も。さらに、同作について熱く語るがゆえにコメントが長くなり、通訳者が必死に日本語に訳していると「まだしゃべっているの? 僕はそんなに長くしゃべってないよ。勝手に話を作っているんでしょ?」と茶々を入れるなどし、ジェラルド・バトラーの親しみやすいキャラクターを存分に発揮していた。
イベントには、ハリセンボンの近藤春菜と箕輪はるか、モデルの鈴木奈々が日本人ゲストとして登場。鈴木はジェラルド・バトラーに対し、「私には4年半くらい付き合っている彼氏がいて、ずっと一途だったんですけど、初めて心が動きました」と間近でみたハリウッドスターに興奮。近藤は持ちネタのなかから「マイケル・ムーア監督じゃねぇよ」、「シュレックじゃねぇよ」といったジェラルド・バトラーにも分かりやすいギャグを、箕輪は前歯が死んでいるネタを披露して会場を盛り上げていた。