IDC Japanは27日、日本国内における2013年第1四半期(1~3月)のクライアントPC出荷台数を発表した。その実績値によると、ビジネス市場が前年同期比プラス9%の249万台、個人向け市場が同マイナス20%の163万台、全体では同マイナス4.6%の412万台となった。

Windows 8の発売後もマイナス成長が続く個人向け市場に対して、2014年4月のWindows XPサポート終了を控え、買い替え需要が顕著なビジネス向け市場はプラス成長を維持している、というのが市場全体の構図。個人向け市場においては、多くのメーカーが不調の中、アップルが前年同期比プラス27.3%と大きく伸ばしていることが目立つ。

■2013年第1四半期 国内クライアントPC出荷台数 上位5社シェア実績値

出典:IDC Japan

シェア上位5社の顔ぶれは2012年第4四半期(10~12月)と変化なし。その順位とシェアの実績値は、1位がNECレノボグループでシェア24.3%、2位が富士通で同17.9%、3位が東芝で同13.3%、4位がHPで同9.8%、5位がデルで同9.6%となった。これら5社の対前年成長率は下表のとおり。

■2013年第1四半期 国内クライアントPC出荷台数 シェア上位5社 対前年成長率

メーカー名 個人向け ビジネス向け 全体
NECレノボグループ - 22.8% + 2.4% - 8.6%
富士通 - 33.4% + 23.0% + 0.9%
東芝 - 17.8% + 12.3% - 5.0%
HP - 41.9% - 1.4% - 9.0%
デル - 16.9% + 17.1% + 10.7%