ICT教育推進協議会・松原座長(右)より答申を受け取る樋渡市長(左) ※画像提供:武雄市

佐賀県武雄市は9日、同市市立の全16小中学校の児童生徒約4,000人にタブレット端末を配布し、授業で活用すると発表した。

全小中学生約4千人にタブレットを配布

今回の決定は同日、同市ICT教育推進協議会(座長・松原聡)が樋渡啓祐市長に対し行った、武雄市立小中学校の児童生徒に整備するタブレットPCについての答申を受けてのもの。

同答申では、武雄市における電子黒板、デジタル教科書デバイス(一部校)導入の成果があること、また、市内の全小中学校校長からデジタル教科書デバイス導入の要望が出ていることから、市内の全小中学校にてICT教育を積極的に推進していくべきであるとしている。

同市によれば、市立の全小中学校を対象としたこのような取り組みは全国で初めての試み。樋渡市長は「来年4月以降、全学年、全児童生徒に整備するように取り組みたい」と述べている。