「フジノンレンズ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」

富士フイルムは4月17日、レンズ交換式カメラ「FUJIFILM X-Pro1」および「FUJIFILM X-E1」用の交換レンズ「フジノンレンズ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」を発表した。発売は5月25日で、価格はオープン。推定市場価格は70,000円前後となっている。

FUJIFILM X-Pro1やFUJIFILM X-E1で用いられている富士フイルム独自の「Xマウント」に対応した交換レンズ。Xマウント用レンズとしては初めての本格的な望遠ズームレンズとなっており、35mmフィルム換算で84mmから305mmまでの焦点距離をカバーする。望遠撮影時に生じやすい手ブレ対策としては、シャッタースピード4.5段分の手ブレ補正機構を搭載。大きくゆったりとした低周波のブレから高周波の細かいブレまで幅広い帯域のブレに対応する。

また、2基のリニアモーター駆動が最速で0.28秒という高速AFを実現。静音性にも優れており、動画撮影時に威力を発揮する。

レンズは高性能なEDレンズ2枚が採用されており、そのうち1枚は蛍石レンズに匹敵する性能の「スーパーEDレンズ」。長焦点距離(望遠撮影時)に発生しやすい色収差を良好に補正し、周辺部まで解像感のある画像を実現する。

主な仕様は、レンズ構成が10群14枚(非球面レンズ1枚、異常分散レンズ2枚)、画角が29度~8.1度、開放絞りがF3.5-F4.8、最小絞りがF22、絞り羽根が7枚(円形絞り)。撮影距離は標準で1.1m~∞(ズーム全域)、マクロで1.1~3m、最大撮影倍率は0.18倍となっている。

サイズは最大径が約75mm、長さが約118mm(広角時)・約177mm(望遠時)、重量は約580g(レンズキャップ、フード含まず)。フィルターサイズは62mm。

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