国が違えばルールも違う、交通においてもそれは同じ。今回は日本に来て驚いた交通ルールについて、日本に住む20人の外国人に聞いてみました!

電車

■朝の列車で女性だけの車両(スペイン/ 30代前半/男性)

朝のラッシュ時に設けられる、女性専用車両のことですね。女性がより安全に電車を利用できるようにというものですが、これについての外国人の反応は賛否両論。日本でも意見が分かれるところですよね。実際に利用している女性も、快適だという人もいれば、お化粧や香水のにおいで気分が悪くなったという人もいます。

自転車

■自転車道路がなく、自転車が車道も歩道も自由に走れること。自転車の乗車ルールがないのではと思うほど。いまだに慣れないです(オランダ/30代前半/男性)

日本では一定の条件を満たしていれば、自転車も歩道を通行できる場合があります。自転車大国のオランダから見ると、バイクが歩道を通行しているような感覚なのかもしれませんね。

■自転車のルールが存在しても、多くの人がルールを無視しているのに驚きました(ドイツ/30代後半/男性)

環境問題への意識が高いドイツも、自転車は移動手段として重要な位置づけをされ、自転車専用道路の整備も進んでいます。

■自転車に乗りながら傘を持ってはいけないこと。どうすればいい?(マリ/30代前半/男性)

都道府県によって若干違いがありますが、傘をさしながらの運転は大体違反です。

自動車

■日本は左運転ですね(中国/20代後半/女性)

日本と同じ左側通行の国はイギリス、オーストラリア、インド、南アフリカ等々。右側通行の国は中国を始め、北米大陸諸国、欧州大陸諸国、ベトナム、ブラジル、サウジアラビア等々で、世界的に「車は右側通行」の国の方が多いですね。

■最初は道路上に車の駐車が禁止だということに驚きました。イランでは指定されている道以外、どんな道でも車を路肩に駐車できます。つまり、ほとんど駐車場に入れる必要がありません(イラン/20代後半/女性)

日本の都市部で車を利用している人にはうらやましい話ですね。ちなみに、狭い土地にたくさんの車が停められる日本の立体駐車場は、「ハイテクだ!」と外国人に好評です。

■一方通行が多い(ペルー/40代後半/男性)

日本のみならず欧米の都市部でも一方通行の道は多いです。距離は近いのに、目的地へ到着するのにえらい時間がかかることがありますよね。

■歩道者優先(ミャンマー/30代前半/女性)

歩行者優先を謳(うた)ってはいても、信号がないところではなかなか車が止まってくれないこともありますが……。

■大阪ですが、音楽で信号表示をすることが面白かったですね(フランス/20代後半/女性)

歩行者信号の青サイン「視覚障害者用付加装置」の音楽でしょうか。「とうりゃんせ」が印象的ですが、最近は「ピヨピヨ」や「カッコー」に変わってきています。

■交通ルールはどこでも同じと思いますが、日本で多くの人が真面目に守っているのは仰天しました(トルコ/30代後半/男性)

仰天の発言ですが、日本の交通マナーを見てこのように感じる外国人は多いようです。

日本の交通ルールについて、いい驚き、がっかりな驚き、いろいろな回答が寄せられました。日本は、自動車のルールがわりとしっかりしているのに対し、自転車に関してはまだまだこれからですね。どの交通手段でも、ルールやマナーを守って安全第一でいきましょう!