米Appleが米特許商標局(USPTO)に申請していた「IPAD MINI」の商標が、同局に申請を却下されていたことが判明した。「MINI」の部分が「単なる商品の説明」とのことで、製品個別のユニークな性格を示したものではないことに由来するという。
同件はTechCrunchやPatently Appleなどが報じている。
このUSPTOによる申請却下の文面は1月24日に送付されており、つい先日に一般公開された。TechCrunchが保存した文面はこちらのサイトで確認できる。申請却下の理由としては「MERELY DESCRIPTIVE」(単に詳細を説明しているだけ)が文面の中で示されており、汎用的な単語のコンビネーションで製品の説明を行っているに過ぎないとの見解のようだ。具体的には「(インターネットを意味する) iのプリフィクス」+「製品の性格を説明する英単語」の組み合わせで、今回の場合「i」+「Pad」+「mini」というコンビネーションがこれに該当するという。
TechCrunchによれば、Appleが「IPAD MINI」の商標を認められるには、「MINI」という単語自体に特殊性を持たせる必要があるという。またPatently Appleでは、同商標を申請時のAppleの処理の問題や、既存の「IPAD」の商標との整合性が問題視されたとの指摘もある。iPad mini発表直後に同商標を申請したAppleだが、その登録は難しいようだ。