横河ディジタルコンピュータは3月11日、東芝セミコンダクター&ストレージ社製マイコン「M360」ファミリ向け「TMPM369」を搭載したスターターキット「MCBTMPM369-UME」を発表した。価格は2万2000円(税別)。

M360ファミリは、ARM Cortex-M3をベースとしたTX03マイコンシリーズの1製品で、複合プリンタ、AV機器、デジタル家電やネットワーク機器などの幅広いアプリケーションをターゲットにしており、高性能で電力消費が小さく、豊富なインタフェースが必須条件となるアプリケーションに最適だという。

同スターターキットには、すぐに評価が開始できるように評価ボード、ULINK-MEデバッグアダプタ、MDK-ARM評価版が含まれている。MDK-ARM評価版とULINK-MEを一緒に使用することで、マイコン「TMPM369」の評価からアプリケーションの試作・デバッグまでの開発をサポートする。

評価ボードの機能としては、80MHzのARM Cortex-M3ベースのマイコンの他、512KBの内蔵フラッシュ、128KBの内蔵RAM、USB 2.0ホスト、USB 2.0デバイス、CAN 2.0Bインタフェース、EtherMAC(10/100Base-T)、UART/I2C/120 GPIO(PCBヘッダ経由)、A/Dコンバータ入力用のポテンショメータ、5つのLEDおよび6つのプッシュボタン、USBコネクタ経由の電源供給、デバッグインタフェースコネクタ、10ピンCortex debug(0.05インチコネクタ)、20ピンCortex debug+ETM Trace(0.05インチコネクタ)、20ピンARM標準JTAGコネクタ(0.10インチコネクタ)を備えている。

横河ディジタルのM360ファミリ向けスターターキット「MCBTMPM369-UME」