Samsungによる特許侵害、Appleの損害額の4割以上に見直し命令 - 米地裁判事

 

カリフォルニア州北部連邦地方裁判所

米カリフォルニア州北部連邦地方裁判所で米Appleと韓国Samsung Electronicsがスマートフォンのデザインや技術特許を巡って争っている訴訟において、昨年8月に陪審員団がAppleの特許を侵害していると認定したSamsung製品をLucy Koh判事が大幅に削減した。これにより陪審員団が認めた約10億5000万ドルの損害額が約6億ドルに減額された。取り消した製品について同判事は、新たな裁判で改めて損害額を確定するように命じた。

陪審評決においてAppleの特許を侵害していると認められたSamsungの28製品のうち、Koh判事が陪審員団の判断を支持したのは以下の14製品。これらの製品に関してSamsungが命じられた損害賠償支払い額は5億9890万8892ドルだ。

Galaxy Ace、Galaxy S (i9000)、Galaxy S II i9100、Galaxy Tab 10.1 WiFi、Galaxy Tab 10.1 4G LTE、Intercept、Fascinate、Galaxy S 4G、Galaxy S II Showcase、Mesmerize、Vibrant、Galaxy S II Skyrocket、Galaxy S II Epic 4G Touch、Galaxy S II T-Mobile

新しい裁判での再審理を命じたのは以下の14製品。これらの製品が除かれたことによる減額分は、陪審評決で認められた損害額の約43%に相当する4億5051万4650ドル。

Galaxy Prevail、Gem、Indulge、Infuse 4G、Galaxy SII AT&T、Captivate、Continuum、Droid Charge、Epic 4G、Exhibit 4G、Galaxy Tab、Nexus S 4G、Replenish、Transform

Koh判事は陪審員団による損害認定に関して、2つの誤りを指摘した。1つは、Samsungの利益をベースにした損害額の算出がデザイン特許の侵害だけではなく、ユーティリティ特許の侵害にも用いられていたこと。2つめは損害賠償の対象になる期間だ。Appleが特許侵害を段階的に拡大したことが反映されていなかった。2010年8月にAppleとSamsungが特許侵害について会合を持った際に、AppleがSamsungに示したのは「381特許」と呼ばれるバウンススクロールに関する技術が含まれる特許のみ。陪審判断の対象となった全ての特許の通知が完了したのは2011年4月だった。

SamsungはKoh判事による損害額の算出を求めたが、その請求を同判事は却下。14製品については、SamsungがAppleの特許を侵害したという陪審員団の判断が、そのまま有効である。これでカリフォルニア州北部地裁での裁判はひとまず終了し、訴訟の舞台は連邦巡回区控訴裁判所へと移る。

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