BBソフトサービスは5日、同社が展開するInternet SagiWallが検出した危険性の高いネット詐欺サイトの1月の分析結果を発表した。

Internet Sagiwallは、ワンクリック詐欺やフィッシングサイトなど、ユーザーから金銭を騙し取る危険なサイトへのアクセスを防止する機能を持つセキュリティ対策ソフトで、日本で発生する詐欺サイトの特徴を研究して開発されてきた。

同社によると1月のインターネット詐欺サイトの検知数は44万9,649件で、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが98%と圧倒的に多く、高齢者を標的にしたいわゆる"オレオレ詐欺"のネット版のようなものにあたり、冷静な判断を失い、金銭を振り込むなどの被害に遭ってしまうとしている。

1月の検知結果(同社Webサイトより)

また、1月にはオンライン広告を配信するアドネットワークの仕組みを利用して、ネット詐欺サイトへ誘導を行う事例も確認されており、PCで行われていたネット詐欺の手口がスマートフォンにも拡大している可能性があること、スマートフォンでは、PCと比較してセキュリティ意識が低い点などを挙げて、注意を促している。

アドネットワークを利用した仕組み(同社Webサイトより)