サボテンパークアンドリゾートが運営する「伊豆海洋公園ダイビングセンター」は、このほど「黄金のヒラメ」が、城ヶ崎海岸の水深15メートルから20メートルのところで目撃されたと発表した。
目撃されたのは、養殖でも1万匹に1匹程度しか産まれないと言われている黄金色のヒラメ。
通常、ヒラメの体色は海底と同じ茶や黒のまだら模様のため、目撃することが難しいと言われるが、「黄金のヒラメ」は、その目立つ体色から、砂地や岩場にいても見つけることができる。
そのため、自然界では外敵に襲われやすく、体長60センチ程度まで成長したことは極めて珍しいとのこと。
なお、運がよければ見られるということが"縁起の良いこと"につながり、ダイバーの間では"幸運が訪れる黄金のヒラメ"と呼ばれているという。
ヒラメは、太平洋西部が主な分布域で、日本ではほぼ全海域に見られる魚。体は楕円形で左右に平たく明確に表裏が分かれており、海底に対し裏側を下にして平行に泳ぐのが特徴。大きいもので1メートル、9キロほどにもなる。