公開初日を迎えた特撮映画『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』の舞台あいさつが19日、東京・新宿のバルト9で行われ、主要キャスト8人と柴崎貴行監督が登壇した。

前列左から、馬場良馬、鈴木勝大、山田裕貴、後列左から柴崎貴行監督、松本寛也、小宮有紗、市道真央、小池唯、池田純矢

本作は、2つのスーパー戦隊が共演する「スーパー戦隊VSシリーズ」として、第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』と、現在テレビ朝日系で放送中のシリーズ第36作『特命戦隊ゴーバスターズ』のクロスオーバー作品。滅亡へと追い込んだはずの宇宙帝国ザンギャックがゴーカイジャーと手を組んでまさかの地球帰還、手にすれば巨大な力を宿すといわれる「幻のレンジャーキー」を探し求め、ゴーバスターズとの時空を超えた戦いが描かれている。

舞台あいさつには「ゴーバスターズ」からレッドバスター役の鈴木勝大、馬場良馬、小宮有紗、松本寛也、「ゴーカイジャー」からゴーカイブルー役の山田裕貴、市道真央、小池唯、池田純矢が登場。ステージ場に総勢9名が姿を見せると、観客は割れんばかりの大歓声と喝采で迎え入れた。

「ヒロムー!」とファンの歓声が飛び交う中、まず鈴木は、公開初日を迎えることができた喜びと子供たちやファンへ感謝の気持ちを伝え、「僕らが情熱を込めて創った60分が届いたらいいな……ああ! もう届いているんだ、完全な打ち合わせ不足だわ!」と茶目っ気たっぷりに観客の笑いを誘う。続くブルーバスタ役の馬場は「映画いかがでしたー?」「最高!」の掛け合いから「公開を迎え皆さんとやっと気持ちを共有できるなと! そしてより多くの人と気持ちを共有したいので宣伝よろしくお願いします!」と話し、終始ハイテンションの様子。さらに、イエローバスター役の小宮が「今日見ていただいた人はあと3回は見ていただいて、10人に宣伝してくださいね! 日本中のみんなが見るように!」と懇願すれば、ビートバスター役の松本も「リツイートキボンヌ!」の便乗アピールで、会場は大盛況。「ゴーバス」チームによるテンション高めのあいさつにファンも大歓声で応え、会場の熱気は早くも最高潮に。

この盛況っぷりを目の当たりにした「ゴーカイジャー」チームの山田は「"ゴーバスター"チームは、海賊(ゴーカイジャー)よりも宣伝がすごいですね……」とポツリ。すかさず馬場と鈴木から「公務員ですから!」「国家公務員です!」と鋭く切り返され、たじろぐ様子を見せた山田だったが「バルト9さんはすごい。さっきお手洗いにいったら"貴重品、お手回り品、映画の思い出は水に流さないようお気をつけください"と書いてありました。ぜひ水に流さず胸に焼き付けてください!」という粋な一言も。2つの戦隊ヒーローの"共演"も本作の見どころとなるが、ゴーカイイエロー役の市道は「撮影の合間は、ヨーコちゃん(小宮)と一緒に過ごしていたんですけど、妹みたいで……すごい可愛いかったです」と、ゴーカイピンク役の小池は「ゴーカイチーム以上にゴーバスチームが元気でびっくりしました!」と、それぞれに撮影を振り返っていた。

また、お気に入りのシーンについて、鈴木が「最後の戦いの最中、黒木司令官役・榊さんのお芝居にはぐっとくるものがありましたね」、小宮が「ウサダたちが壊れて普通のロボットに戻ってしまったシーン」、池田が「エンディングの中でエンターが、足を滑らせたまさかのNGシーンが使われるという……そういう愛っていいね」とそれぞれに挙げる。そして、山田は「リュウジさん(馬場)が陣さん(松本)に"先輩!"っていくところ。ゴーカイジャーをしっかり見てくださった方はわかると思うんですが、ジョーからするとバディロイド(ロボット)や先輩というところに、僕はジョー的にグイグイきてまして……」と感慨深げに話すと、キャスト、観客両方から深いうなずきの声が挙がっていた。

本日1月19日は、センター試験初日ということもあり、現役の大学生2年生でもある鈴木は、「センター試験の方は、ゴーバス対ゴーカイを観られない悔しさをテストにぶつけていただきたい。もしかしたら、僕と同じ学校に来る方もいらっしゃるかもしれないので、そしたら1年くらいダブっても待っているんで仲良くしてください。まだまだテストは続くので体調に気をつけてください。僕も大学も仕事もがんばります」と受験性にエールを送った。ラストには、キャストと観客が「ゴーバス、ゴーカイ、大ヒット!」と声を合わせて映画の大ヒットを祈願し、舞台あいさつを締めくくった。

鈴木勝大

馬場良馬

小宮有紗

松本寛也

山田裕貴

市道真央

小池唯

池田純矢

柴崎貴行監督

『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』は現在公開中。