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輸入住宅って、どんな家なの? 考えられるメリット・デメリット |
見た目のかわいい輸入住宅の購入は、女性なら誰しも憧れるものではないでしょうか。さらに、円高の影響などもあって、輸入住宅は価格の面でも注目されています。
ただし、輸入住宅は木材や壁などの建材を輸入ものに頼っているため、何かあった時にメンテナンスが大変なんて聞いたりしますよね。
輸入住宅は本当に住むのが大変なのかどうかを確認してみましょう。
■輸入住宅の特徴
現在、輸入住宅として販売されているものの多くは、北米や北欧などから建材を輸入しているタイプのものです。そのため、北の国ならではの断熱性にすぐれた住宅であることがポイントのひとつです。
また、輸入住宅の多くは2×4工法と呼ばれる、壁面をパネル状にしたものを組み合わせ、壁や床で家を支える方法がとられています。
日本の住宅の多くは、柱や梁(はり)で家の基礎組をつくる方法ですが、2×4工法では壁と床で家を支えるため、間取りが広く使えて、なおかつ家を支えるほど壁がしっかりしているので気密性が高く断熱性にも優れています。
しかし、この気密性が地域の気候によっては合わない場合もあります。湿気が多い日本では、換気によって外からの湿気を含んだ空気が滞留しやすくなり、家の中の湿気が気になるという方もいるようです。
気密性が高い家は、室内の温度や湿度をコントロールする必要があるため、エアコンなどでしっかり換気する必要があります。
■輸入住宅のメリット
・デザインがなんといってもかわいい!
輸入住宅の一番の良さは、なんといっても外観の美しさです。アメリカン・スタイルや、今人気のスウェーデン・スタイル、さらにはヨーロッパ・スタイルの中には地中海地方の家をイメージしたプロヴァンス風など、女性なら誰しも一度は憧れたことのある家が手に入れられます。
また、男性にもアメリカン・スタイルやオールド・イングリッシュタイプの家は、憧れる存在といえるでしょう。
・地震の揺れを感じにくい
従来の日本の住宅は基礎組によって家を支えるタイプのため、地震が起こった時は基礎組が揺れを分散させる役割を持ちます。
輸入住宅が主に取り入れている2×4工法は、壁が地震の揺れを分散させるため、地震の揺れを感じにくいと言われています。
■輸入住宅のデメリット
・メンテナンスが大変?
身近にいる大工さんや業者さんが輸入住宅タイプに詳しいかというと、そうではない場合が多くあります。
そのため輸入住宅のリフォームを考えた時に、建築をお願いした業者がなくなってしまった場合には、対応してくれる業者を探さなければなりません。
・家に似合うインテリアを探すのが大変
外観はばっちりでも内観に手を抜いてしまえば、せっかく見た目のよい家が台無しになってしまいます。
しかし、見た目のよい家具や備品は価格が高くなりがちですよね。家へのこだわりが暮らしを圧迫することもあります。
輸入住宅は、日本に定着してから間もないため、長く住み続けることでどのような問題点が発生するかはまだまだわかっていません。
業者さんや実際に住んでいるという方からいろいろな情報を集めて、自分のライフスタイルや、住んでいる環境と合っているかどうかを確かめる視点が大切だといえるかもしれませんね。