「世界一周のムーブメントを日本に、一歩踏み出すきっかけをあなたに」をコンセプトに、一人でも多くの若者が旅にでることを支援するべく活動しているのが世界一周団体TABIPPOだ。世界一周経験者のみで構成され、トークライブやコンテストに、小・中・高校、大学やイベントでの講演活動、TwitterやFacebook、Blogでの情報発信を精力的に行なっている。

そのTABIPPOが企画したイベント『世界一周経験者によるトークイベント~世界一周で人生変えられた人~』が、12月9日に東京都渋谷区代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた。

約200名の参加者のうち1割が社会人。学生に限らず、世界一周に対する関心の高さがうかがえる。第一部はTABIPPO創設者の清水直哉さんと小泉翔さんによるトークセッションが行われ、二人のテンポのいいトークで会場が笑いに包まれた。第二部では300日間の世界一周から帰国後、書籍出版や起業とさまざまなことに挑戦し続けている小林嶺司さんが登壇。旅で出会った現地の人たちに白い紙に自分の夢を書いてもらい、それを読んでもらう映像を撮りためたという映像が流され、そこでは、世界の平和、戦争のない国、ドライバーのライセンスを取りたい、結婚がしたい、レストランを開きたい、今を幸せに生きられればそれで充分……、さまざまな国の人がそれぞれの夢や想いを語っていた。小林さんが大事にしているのは、"ありがとう"という言葉。「世界一周で、世の中に当たり前のことなどないと知り、すべては与えられているのだとわかった。だからこそすべてに"ありがとう"を大事に生きている」という。

次回のTABIPPO主催のイベントは、2013年2月13日(水)に中野サンプラザで行われる『TABIPPO2013~ガイドブックの向こう側~』。最優秀賞者には世界一周航空券が贈られるプレゼンコンテストが開催されるほか、トークセッションでは世界一周にゆかりのある著名人もゲストとして登場する予定。