Net Applicationsから2012年12月のデスクトップブラウザシェアが発表された。主要ブラウザ別ではIE、Chrome、Operaがシェアを拡大させている。

特にChromeは昨年後半から続いていた減少が止まり、シェアを回復させている。またIEがここ数カ月、微増ながらもシェアを確実に伸ばしており、55%台に近づきつつある。

2012年12月ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2012年12月ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2012年12月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2012年12月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE 54.77% 微増
2 Firefox 19.82% 微減
3 Chrome 18.04% 微増
4 Safari 5.24% 微減
5 Opera 1.71% 微増
順位 短周期一括型バージョン別ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE8 23.29% 36ヶ月連続1位。減少傾向
2 IE9 21.35% 上昇傾向
3 Firefox4+ 18.67%
4 Chrome+ 18.04%
5 IE6 6.52% 微増
6 Safari+ 5.24%
7 IE7 2.11% 下落傾向
8 Opera+ 1.71%
9 Firefox3.x 1.02%

バージョン別に見るとIE 8が三年連続で1位となった。IE 8は2009年3月に公開されたWindows向けデスクトップブラウザ。Windows 7だけでなくWindows VistaやXPなどの旧WindowsOSにも対応したことから、もっとも利用されるブラウザの一つとなった。しかし、最新の技術を取り入れたChrome及びFirefoxの登場やWindows 7の普及によるIE 9の利用増加に伴い、2011年から長期に渡って下落傾向が続いている。

IE 9は引き続き力強く成長していることから、IE 8が1位の座にいるのも残り数ヶ月となりそうだ。またIE 10も力強く成長しており、12月は0.96%のシェアとFirefox 3.xに迫りつつある。