年代別平均年収の推移

インテリジェンスは12月4日、運営する転職サービス「DODA(デューダ)」)」より、「DODA 平均年収データ 2012」を発表した。正社員の平均年収は442万円で、2010年以降3年連続でマイナスとなった。

同データは同社が展開する「DODA転職支援サービス」に、2011年10月1日~2012年9月30日の1年間に登録した正社員として就業するビジネスパーソン約10万人(20~59歳)を対象に実施。101職種にわたる年収データを集計した。

まず、全体を見ると20~59歳の平均年収(手取りではなく支給額)は442万円(平均年齢33歳)だった。昨年の446万円から4万円減少し、3年連続のマイナスとなっている。

リーマン・ショック前である2007年からの平均年収の推移を見ると、20代が343万円(2007年比マイナス24万円)、30代は458万円(2007年比マイナス43万円)。40代は608万円(2007年比マイナス62万円)、50代は754万円(2007年比マイナス48万円)だった。総じて5年前よりも大きく減少していることが明らかとなった。

職種別平均年収ランキング

職種別で見てみると、101の職種のうち1位となったのは「投資銀行業務」の986万円。2位は「CEO(COO/CFO/CIO/CTO)」で966万円、3位は金融系専門職の「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」で777万円となった。

昨年より平均年収が増加したのは46職種、横ばいが4職種、減少は51職種。増加率が大きい職種は「投資銀行業務」、IT系技術職の「研究開発」で、10%を超える増加率となった。