1983年放送のドラマ『西部警察PART-III』で、約3,000万円をかけた爆破シーンのメイキング映像が発見され、11月21日発売の「西部警察PART-IIIセレクション 木暮BOX1」のDVD特典として収録されることがわかった。

「西部警察PART-IIIセレクション 木暮BOX1」 11月21日発売 23,940円

今回のメイキング映像は、『西部警察PART I』の寺尾聰扮するリキ刑事の殉職シーンに続いての発見(リキ刑事殉職のメイキング映像は、現在発売中の『西部警察PART I 大門BOX3』に収録)。『西部警察』製作スタッフが保管していた資料を入手したDVD製作チームは、昼のワイド番組『アフタヌーンショー』が撮影現場を取材していたことを知る。今回、テレビ朝日スタッフの協力もあり、貴重な映像が日の目を見るに至った。

『西部警察PART-III』は、前シリーズ同様に日本縦断ロケが行われ、一段とスケールが増した映像に注目が集まっていた。今回、発見されたメイキング映像は、日本縦断ロケシリーズの第5弾にあたる福島ロケの後編(第10話「雪の会津山岳決戦!-福島・後編-」)。敵の要塞セットは、福島山中で工事中だった日中ダムの建設現場に設営した。室内の通信機器をはじめとした調度品はすべて本物で、このアジトの爆破シーンの撮影だけで約3,000万円をかけた。この爆破のチャンスを逃さないために、カメラ4台で同時に撮影。西部警察おなじみのヘリコプターも出動した。

"オキ"こと沖田五郎(三浦友和)が軍団を去り、この福島ロケから新たに加入した"タイショー"の山県新之助(柴俊夫)、"ジュン"の五代純(石原良純)にとっては、初めての大規模ロケの参加となった。そのほか、新婚ホヤホヤのレポーター・佐々木正洋アナウンサー(当時・テレビ朝日)を囲み、和やかな雰囲気で行われるインタビューでは、作品内ではめったに見ることのできない、大門団長(渡哲也)のにこやかな笑顔が数多く収録されている。

約3,000万円を投入した爆破シーン

攻撃されて炎上しながら走るパトカー群

丸焦げになった車両群

日中ダムの工事現場に設営された要塞セット

要塞を警護する兵隊

要塞内部は豪華な作りで、通信機器も本物を使用

セットを爆破するための火薬

爆破ロケの説明を熱心に聞く渡哲也

背中が炎上した警官を抱きかかえて消火

本番中ではめったに見ることのできない笑顔の渡哲也

新婚の佐々木レポーターに逆インタビューする峰

当時21歳で新加入の石原良純

当時36歳、新加入の柴俊夫

制作著作:石原プロモーション