米Appleは23日(米国時間)、米カリフォルニアで開催したスペシャルイベントで、小型タブレット端末「iPad mini」を発表した。Appleがこれまでリリースしてきたタブレット端末のiPadシリーズの一翼を担う製品でこれまでよりも小型・軽量なのが特徴。価格は最安のWi-Fiモデル16GBが329ドル。日本円で28,800円。10月26日より予約受付を開始し、Wi-Fi版が11月2日にWi-Fi+Cellularモデルに先行して発売される。Wi-Fi+Cellularモデルの発売は11月下旬を予定。
iPad miniはディスプレイが1024×768ドットの対角7.9インチサイズのタブレット端末。重量はWi-Fiモデルが308gでWi-Fi+Cellularモデルが312g、iPadに比べ小型・軽量化している。プロセッサはデュアルコアの「Apple A5」、カメラは5メガピクセルのiSight、1.2メガピクセルのFacetime HDカメラを装備。1080pのHD動画のビデオ撮影も行える。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0に対応する。Wi-Fiは従来に比べ2倍速の接続機能を持つ。 Wi-Fi+CellularモデルはLTEにも対応(バンド4および17)。バッテリ駆動時間は10時間。また、DockコネクタもiPhone 5で採用された「Lightning」と呼ばれる8ピン・表裏なしの小型コネクタに変更された。このほかiPadアプリも利用可能で、27万5,000超のアプリが使うことができ、第2、3世代Apple TVへのAirPlayミラーリングも可能。
価格はWi-Fiモデルの16GB版が28,800円、32GB版が36,800円、64GB版が44,800円、Wi-Fi+Cellularモデルの16GB版が39,800円、32GB版が47,800円、64GB版が55,800円。カラーはブラック&スレートとホワイト&シルバーの2種を用意している。
なお、スペシャルイベントの模様は追って詳細をお届けする。