いすみ鉄道は21日、大多喜駅にて同社2両目となる「昭和のディーゼルカー」国鉄形気動車キハ28形のお披露目内覧会を開催する。

会員向けの撮影会(10月14日開催)で披露されたキハ28形。キハ52形と連結された姿やヘッドマーク付きの姿も見ることができた

同社は昨年、かつて大糸線で活躍したキハ52形125号車を導入。急行列車として大原~大多喜間で運転され、好評を博している。新たに導入されるキハ28形2346号車は高山本線などを走った車両。新製間もない1964(昭和39)年7~9月、房総各線の夏季輸送に活躍した経歴もあるという。今月11日、国鉄急行色となった同車両が大多喜駅に到着。14日には昭和の国鉄形気動車の車両オーナーやサポーターを対象に撮影会が実施された。

21日に行われるお披露目内覧会は誰でも参加できるが、大多喜駅の入場券(170円)、または1日乗車券などの乗車券を購入する必要がある。キハ28形は車両洗浄線に停車した状態で披露され、外観の撮影は正面部分のみ。開催時間は10~15時で、混雑した場合は時間制限を設けた交代制での見学となる。なお、同日には大多喜駅からボンネットバスも運転。町内を1周しながら約10分間の運転を予定しており、いすみ鉄道の1日乗車券(当日有効のもの)の提示により、無料で体験乗車もできるとのこと。

キハ28形2346号車は今後、整備を経て12月初旬頃より試運転開始、来年1月頃の営業運転開始を計画している。

(当記事の写真はすべていすみ鉄道提供)