女優の川島海荷、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾、タレントのクリス松村、声優の山寺宏一が29日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『モンスター・ホテル』の初日舞台あいさつに出席した。

左から、有村昆、山寺宏一、川島海荷、オリエンタルラジオの藤森慎吾、クリス松村 拡大画像を見る

映画『モンスター・ホテル』は、"親離れ子離れ"をテーマに、ドラキュラをはじめ、フランケンシュタインやミイラ男など様々なモンスターたちが一騒動を起こす3Dファンタジーアニメ。ドラキュラ(山寺)の一人娘・メイヴィス(川島)の118歳の誕生日を祝おうと世界中のモンスターたちが集まった"モンスター・ホテル"に、人間のチャラい若者・ジョニー(藤森)が迷い込む。一目で恋に落ちたメイヴィスとジョニーだったが、子煩悩のドラキュラは、ジョニーを人間界に戻そうとモンスターたちを巻き込み奔走する――というストーリーで、映画は3Dで全国公開中。

「ジョニーと良いムードになった時に、ロマンチックにささやく声が恥ずかしかったと」アフレコを振り返った川島は、アニメの吹替えは2度目で「自分で良いのかな? っていう不安もあったけど、楽しんでやりました。色んな年代の人に観て欲しいです」と笑顔でアピール。川島の相手役を務めた藤森は「チョリーッス! 素晴らしいお仕事をやらせていただいて大満足です!」とノリノリで、「日本でチャラ男役を務められるのは僕しかいないでしょ!?」と自信満々に語ったが、山寺に「本当は真面目だからすっごい練習したんでしょ?」と突っ込まれる場面も。山寺は3人の演技について「実写化してもこのまま行けると思う。クリスさんはキャラクターそっくりだし(笑)。この3人が声優業をやったらマズイなってくらい素晴らしかった」と絶賛した。

同作は父親と娘の関係を描いているが、父親になったら娘と恋人を引き離す? と聞かれた藤森は「海荷ちゃんは大学生でしょ? 僕は誰1人近づけたくないし、大学にも付いて行っちゃう。心配なので、できれば娘は生まれて欲しくないなー」と心情を吐露。一方、川島は「うちも門限とか厳しくて嫌だったけど、今思えば大切にしてくれてたんだなぁと。だから、子どもは振り返った時に厳しくされて良かったと思うので、全国のお父さんは娘に厳しくあってほしい」としっかりと語り、共演者は感心しきり。また、この日イベント司会を務め、丸岡いずみ日本テレビアナウンサーと結婚したことを発表した映画コメンテーターの有村昆に、クリスが「何で(結婚)したの?」と突っ込む場面もあり、有村は「彼女のやりたい事に付いて行きたいと思って。彼女がハンバーグなら、僕は添え物のニンジンです」と大照れしていた。