老衰後に若返りを起こす「ベニクラゲ」。傘の高さ約1cm、直径8mm前後

海遊館は9月27日~10月11日、不老不死のクラゲと呼ばれる「ベニクラゲ」を期間限定で特別展示する。

「不老不死」のクラゲを特別展示

一般にクラゲの仲間は、成熟し子孫を残した後、徐々に衰弱し海中に溶けて消滅する。しかし、ベニクラゲは衰弱した後、クラゲの成長段階である"ポリプ"と呼ばれる状態に"若返り"し、"ポリプ"から再びベニクラゲが生まれてくることが知られている。このことから、ベニクラゲは「不老不死のクラゲ」と呼ばれる。

今回の特別展示では、若返りの様子がモニターでわかりやすく紹介される。ベニクラゲの若返りについて実験で立証し、不老不死のメカニズムについて研究している京都大学准教授の久保田信氏が協力。

展示場所は同館3階「ふあふあクラゲ館」で、展示数は50匹。生物の状況により、展示期間を短縮または、延期する場合がある。