AppleのApp Storeで23日に「Facebook」のiOS用アプリのバージョン5.0の配信が始まった。見た目に大きな変化はないが、起動やニュースフィードが前バージョンから2倍も高速になり、なめらかにナビゲートできる。

FacebookアプリはWebアプリに近い構造で作られていたが、ここ最近App StoreではiOS用のFacebookアプリに対してユーザーから「起動が緩慢」「動作がぎこちない」というような厳しい意見が寄せられていた。そこでFacebookはiOSにおける高速かつスムースな動作を追求し、iOSのネイティブアプリの長所を存分に活かせるようにFacebookアプリをゼロから構築し直した。その結果であるバージョン5.0は従来よりも短時間でアプリが起動し、ニュースフィードもすばやく表示され、スムースなスクロールが可能。"いいね!"やコメントを追加すると、リフレッシュを待つことなく、すぐにアプリに反映される。

バナーを通じて記事が届いた時間をひと目で確認でき、ワンタップで最新のアップデートにアクセスできるなど、操作性も向上

写真の閲覧もなめらか

Facebookアプリとは別にiOSアプリとして提供している「Facebook Messenger」や「Facebook Camera」のコードが組み込まれている模様で、メッセージや写真機能のふるまいがこれまでのFacebookアプリとは若干異なるものの、動作は高速で快適だ。例えば、写真をワンタップでフル画面表示でき、スワイプで簡単に閉じられる。

iOS用Facebook 5.0の対応環境はiOS 4.3以上。iPhone/iPod touchとiPadに最適化されたユニバーサルアプリだ。