ケータイ小説サイト「魔法のiランド」で250万以上の読者を獲得し、2009年に劇場公開された『携帯彼氏』。2011年にはDVD映画として製作された『携帯彼女』。その続編となる『携帯彼氏+(プラス)』と『携帯彼女+(プラス)』が2012年8月より2カ月連続リリースされるのを記念した舞台挨拶が2012年7月14日に開催された。
今回行われたのは、9月5日に発売&レンタル開始となる『携帯彼女+』の上映会を兼ねたリリース記念舞台挨拶で、会場となったTOHOシネマズ六本木ヒルズ(scn5)には、月川翔監督のほか、キャスト陣より逢沢りな、志尊淳、荻野可鈴、三上枝織、白洲迅らが登場。作品についてのトークを繰り広げた。
自身の演じた杏子がちょっと強気な女の子だったため、「これまでに演じたことのなくて困ったのですが、楽しく撮影できたのでよかったです」と笑顔を見せる逢沢に対して、"オタクで頼りないながらも杏子を一生懸命守る"和也役について「頼りなかったですよね」という志尊は、役どころだけでなく、自らも頼りなかったと苦笑いしつつ、共演者や監督に感謝の意を述べた。なお、今回の作品が志尊と白洲にとっては初の映像作品だったということで、最初のシーンでは「緊張しまくって、NGばかり……」(白洲)。
バーチャルアイドル役を演じ、作品中ではダンスが大変だったという荻野と三上。ダンスのシーンでは、ほかの共演者たちも一緒になって踊ってくれていたというエピソードを明かすと、客席から『踊って』というリクエスト。代表して踊ることになった志尊は『こんなムチャ振りは初めて』といいつつ、自由かつ華麗(?)なダンスで会場を沸かせた。
出演者に対して、「皆さん、本当にすばらしかった」という月川監督は、ひとりひとりについての感想を述べたが、その際に志尊の演技について「天性の才能があり、すごい俳優になるんじゃないかと思う」と絶賛すると、「あんな踊りのあとに褒められても……」(志尊)。
三上については、本業が声優ということもあり、最初は不安だったが、「奥行きがあり、いろいろと想像力が膨らむすごくいい女優さんだと思いました」と月川監督。しかし、スタッフ同士の雑談の中で、「三上さんは幸せになれないよね」との話題が出ていたという。「ちょっと待ってください!」と不満顔の三上だったが、「三上さんはすごくいい子だけど、悪い男に暴力を振るわれても、私がいけないのって言ってしまうようなけなげなところがある」という月川監督の言葉に、出演者全員がうなづくのをみて「頑張って幸せになります」(三上)。
また、撮影中のエピソードとして月川監督が、「三上さんと逢沢さんがめちゃめちゃ仲が良かったというか、ずっとイチャイチャしていた」と話すと、逢沢は「常に手を触ってくる」という三上のクセを披露。逢沢と三上だけでなく、荻野も加えた女性陣3人の仲がとにかく良かったとのことで、志尊と白洲は「中に入っていけず、居場所がなかった」と声を揃えていた。
『携帯彼女+』は2012年9月5日、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントより発売予定。価格は3,990円。レンタルも同時リリース予定となっている。