女優の木村佳乃、お笑いコンビ・ババナマンの設楽統、日村勇紀らが7日、東京のシネ・リーブル池袋で行われた、映画『それいけ! アンパンマン よみがえれバナナ島』の初日舞台あいさつに出席した。

左から、バナナマン日村勇紀、設楽統、木村佳乃、やなせたかし 拡大画像を見る

映画『それいけ! アンパンマン よみがえれバナナ島』は、原因不明の寒さでバナナが枯れてしまったバナナ島を元通りにするために、女王・バンナやバナナマンがアンパンマンたちと力を合わせる――というストーリーで、『リズムでてあそび アンパンマンと不思議なパラソル』と同時上映で全国公開中。舞台あいさつには、ゲスト声優の木村(バンナ役)、設楽(バナナマン・スッテン役)、日村(バナナマン・コロリン役)のほか、原作者のやなせたかし、"アンパンマンのマーチ"を歌い、声優出演もしている双子デュオ・ドリーミングのちよ、かよが出席した。

やなせは即興の歌で同作をアピールし、「誇り高いバンナを美人の木村さん、バナナマンをバナナマンのお二人、双子のカバは双子のお二人に演じてもらって、ぴったりだった。ドリーミングは顔もカバに似てきたしね」と観客を笑わせると、木村は「バンナはワガママだけどアンパンマンの優しさに触れて変わっていく。すごく楽しい映画です」とPR。昨年11月に女児を出産し、現在子育て中の木村は「アンパンマンが大好きな子どもたちの顔を思い浮かべて、楽しくできました」とアフレコを振り返り、「バナナマンさんがすごく上手くて、声優さんかと思った」と称賛すると、設楽は「嫌な気しないねー」と照れ笑いしていた。

また、七夕にちなみMCに願いを聞かれた現在93歳のやなせは「僕はもうすぐ死ぬ。来年は(テレビアニメ放送の)25周年だから、あと2年生かして欲しい」と懇願し、登壇者を動揺させる場面も。一方、「僕は子どもがいるんで、みんなが笑顔で過ごせますように」と願いを語った設楽は、「僕自身が笑顔でいるためにも、パートナーの日村さんの体が心配。日村さんの血圧、尿酸値、血糖値の数値が下がりますように」と重ねると、日村は「長生きしたい……。人間ドックでE判定だった」と告白し、「みんなキョトンとしてるけど、いつかみんなも悩むんだよ!」と子どもたちに呼びかけていた。