マツダは6日、電気自動車「デミオEV」のリース販売を10月より日本国内で開始すると発表した。車両本体価格は357万7,000円。

「デミオEV」

同車は、「マツダ デミオ」をベースに自社開発した電気自動車。高効率なリチウムイオンバッテリーや独自のモーターを搭載することで、優れた加速性能・ハンドリング・乗り心地などを実現しながら、ベース車両と同じ居住空間・荷室容量も確保したという。航続距離は200km(JC08モード / 社内測定値)で、充電時間は、普通充電(満充電)で約8時間、急速充電(80%充電)で約40分。駆動方式はFF、乗車定員は5名。

今回のリース販売では、CO2などの排出ガスを出さないゼロ・エミッション車として、中国地方の地方自治体や法人顧客を中心に合計約100台を販売する予定。同社はこれを通じ、利用者の利便性や電気駆動技術などについての知見をさらに深めていきたいとしている。

マツダでは、エンジンの効率改善や車両の軽量化など、自動車の基本性能であるベース技術を徹底して改良した上で、減速エネルギー回生システムやハイブリッドシステムなどの最適な電気デバイスを段階的に導入する「ビルディングブロック戦略」を採用。電気自動車についても、様々なエネルギーのより効率的な活用が可能となる将来の社会を見据え、継続的に研究開発を行ってきたとのこと。