米Appleは6月28日(現地時間)、ハードウエアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのBob Mansfield氏が引退すると発表した。これから数カ月の間に、同氏の役割を現在iPadハードウエアエンジニアリング担当バイスプレジデントであるDan Riccio氏に移行させる。Mansfield氏が退職する日までは、引き続き同氏がハードウエアエンジニアリングチームの指揮をとる。
Mansfield氏は1999年にAppleが買収したRaycer Graphicsのエンジニアリング担当バイスプレジデントだった。2005年にMacハードウエアエンジニアリング・チームの責任者に就任。"iPod生みの親"として知られるTony Fadell氏の後任としてモバイルハードウェア設計の責任者を務めていたMark Papermaster氏が2010年に突然退職してからは、iPhone/iPadハードウエアエンジニアリングも統括してきた。
Riccio氏は1998年に製品デザイン担当のバイスプレジデントとしてAppleに入社。プロセッサ設計を専門とするMansfield氏を支え、初代iPadからiPad製品の開発を率いていた。