Freescale Semiconductorは、社長兼CEOにグレッグ・A・ロウ氏が就任することを発表した。ロウ氏は、これまでTexas Instruments(TI)で上席副社長兼アナログ事業部門担当マネージャを務めていた。

社長兼CEOに就任するグレッグ・A・ロウ氏

これまで同社の会長兼CEOを務めてきたリッチ・ベア氏

今回の社長兼CEO就任についてロウ氏は、「Freescaleは今日の偉大な企業の1つであり、才能にあふれたプロフェッショナルなチームを率いて大きな前進を遂げる機会が得られたことをうれしく思う」と語っている。

また、今回の移行の一環として、取締役会はJ・ダニエル・マクレイニー氏を非常勤執行取締役会長に任命している。同氏は、これまで同社の取締役会の一員を務めてきた。

マクレイニー氏は今回のロウ氏の就任に対し「取締役会を代表して、グレッグ・ロウがFreescaleに加わることを歓迎する。ロウはリーダーとして十分な実績があり、半導体産業において広範な経験を有しています。Freescaleの強固な基盤をさらに強化し、新たなレベルへの成長を実現してくれることだろう」と述べている。

なお、これまで同社の会長兼CEOを務めてきたリッチ・ベア氏は、今後の業務のスムーズな移行を実現するため、引き続き取締役会に留まるという。