女性のための健康生活ガイド「ジネコ」を運営するバズラボは2010年3月~2012年4月の2年間にわたり、不妊治療によって妊娠した人(26~46歳女性、平均年齢34.2歳)へのアンケート調査を行った。その結果、不妊治療の妊娠までの平均治療費は140.6万円、平均治療期間は25カ月であることがわかった。

不妊治療は個人への負担が大きい

治療別で見ると、高度不妊治療によって妊娠した人の場合、「体外受精」で妊娠した人の平均治療費は134.2万円、平均治療期間は29.2カ月。「顕微授精」で妊娠した人の平均治療費は166.6万円、平均治療期間は32.3カ月だった。

なお、今回の調査は、妊娠した人を対象に実施。なかなか妊娠できず、不妊治療を続けている人は多く、それらを含めると調査結果以上の治療費、治療期間を有していると予想される。

日本産科婦人科学会によると、不妊治療の一つである体外受精による出生数は2万6,680名(2009年)で、全出生数の2.5%(40人に1人の割合)。その数は年々増加している。

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