女優の嘉門洋子と浜田翔子が19日、東京・池袋シネマ・ロサで行われた映画祭「ラブ&エロス シネマ・コレクション」セカンドシーズンの制作発表会に出席した。

左から、嘉門洋子、浜田翔子、丸純子 拡大画像を見る

「ラブ&エロス シネマ・コレクション」は、様々な監督が愛と性を描く恋愛映画の祭典で、2010年に6作品を公開。2年ぶりとなるセカンドシーズンは、冴えない日常から新たな世界に飛び込んでいく女性たちを描いた"Summer"3作品からスタートし、3カ月に3作品の公開し計12作品を展開する。"Summer"は、嘉門主演の『農家の嫁―三十五歳、スカートの風』(金田敬監督)が6月16日から、浜田主演の『ちょっとエッチな生活体験―接吻5秒前』(田尻裕司監督)が6月23日から、丸純子主演の『セカンドバージンの女―通り雨』(成田裕介監督)が6月30日から、池袋シネマ・ロサで順次公開予定。

イベントには、キャストの浜田、嘉門、丸純子と田尻監督、金田監督、成田監督、"Winter"で作品を公開予定の内田春菊監督、いまおかしんじ監督が出席。『農家の嫁―三十五歳、スカートの風』で、農家に嫁いだもののアイドルを目指して家を飛び出してしまう主人公・愛を演じる嘉門は「ちょっとエロかったり、ほのぼのもあったり、じんわりする映画です」とPR。「何人かとのラブシーンがありました。いろんなセックスがあるんだなって思いましたね」と振り返った。『セカンドバージンの女―通り雨』で、レイプ被害に遭い、家出少年と心を通わせることで心の傷を癒していく人妻・真由美を演じる丸は「自転車で二人乗りするシーンで、転んでアザが出来ちゃいました」とエピソードを明かし、「悲惨な目に遭ったけど、少年と出会って笑顔を取り戻すストーリー。暗いお話じゃなく、また前に進めるという映画です」と笑顔でアピールした。

また、ひょんなことから男性モデルとしてデビューした女の子・純が、居候先のカメラマン助手に恋をするというストーリーの『ちょっとエッチな生活体験―接吻5秒前』のメガホンをとった田尻監督は「見たことのない浜田が見られる」と太鼓判。浜田は「監督がやさしかったので、いい空気で撮影できました」と振り返り、「初のキスシーンやエロスもあるけど、女の人も楽しめる作品。みなさん、観まショウコ!」とおやじギャグを飛ばすと、成田監督に「若いっていいですね」と苦笑されていた。