俳優の佐藤健と女優の石原さとみが、29日、東京・赤坂ACTシアターで行われた舞台『ロミオ&ジュリエット』の記者発表会に出席した。

舞台『ロミオ&ジュリエット』の記者発表会に出席した佐藤健(左)と石原さとみ 拡大画像を見る

公開リハーサル前に報道陣の取材に応じた2人は舞台衣装で登場し、ジュリエット役の石原は「とろけるような美しい舞台を早く観ていただきたい」とPRし、ロミオ役の佐藤は「僕たちのお芝居で"魔法"をかけられたら。2人の化学反応に期待してください」とアピール。石原は「今、"魔法"って言ったでしょ? この舞台をやってるとすべてがロマンチックになっちゃう」と打ち明けて笑わせた。初舞台・初主演の佐藤は「シェイクスピアは本当に難しい。正直、ここまで大変だとは……。美しいセリフにうまく感情が乗らないんです」と謙遜気味で、「みんないいって言ってるよ。ちゃんとセリフも言えてる」と石原に太鼓判を押され、思わずガッツポーズしていた。

佐藤は相手役の石原を「オーラがあって圧倒されました。出会った瞬間に一目惚れをするという話に説得力がある」と絶賛すると、石原も「感情を大事にしていて、嘘がなくて正直な人。きちんと目を見て話すし、相手役ができて幸せです」と魅了された様子。報道陣からドキッとしたシーンはありますか?と聞かれ、佐藤が「『ロミオ、来て』って、ジュリエットが話してるシーン。ぐっと来た」と告白すると、石原は佐藤を見つめながら「本当!?頑張って言うね!」と微笑んだ。また、キスシーンも多い同作だが、石原は「いい感じでございます」と堂々と答え、「どんな恋も一目惚れから始まるんだって納得しました。私も一目惚れはあります」と明かしていた。

舞台『ロミオ&ジュリエット』は、敵対するモンタギュー家の一人息子・ロミオとキャピュレット家の一人娘・ジュリエットが運命的な恋に落ちるが、両家の争いに巻き込まれていく――というシェイクスピアの恋愛悲劇。主演の佐藤、石原のほか長谷川初範、石野真子、橋本さとし、キムラ緑子らが出演しており、イギリスの若手演出家・ジョナサン・マンビィが演出を手がけている。舞台は、5月2~27日は赤坂ACTシアターで、5月31日~6月10日は大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!で上演予定。