幕張メッセで開催されるニコニコ動画の超巨大フェス「ニコニコ超会議」の特別企画として、「向谷実と行く超会議特別ツアー」が行われた。27日にはブルートレイン「ニコニコ超会議」号が大阪駅を出発し、翌朝、上野駅へ。28日にはお座敷列車「宴」によるミステリートレインも運行された。

大阪駅を出てから15時間以上かけ、上野駅14番線に到着した「ニコニコ超会議」号

「ニコニコ超会議」号では24系客車を使用。専用のヘッドマークが掲出された

お座敷列車「宴」を使用したミステリートレインが海浜幕張駅に到着

同ツアーは熱狂的な鉄道ファンとして知られるキーボード奏者、向谷実氏が監修した。24系客車による「ニコニコ超会議」号は、27日18時頃に大阪駅を発車し、北陸本線、信越本線を経由して長岡駅で機関車付替えを行い、上野駅には28日の朝9時30分頃に到着。EF81に牽引されたブルートレインが上野駅14番線に到着すると、ホーム付近に集まった多くの人々がカメラを向けた。

向谷氏らは途中の高崎駅で下車し、品川駅へ移動して品川駅発のミステリートレインに乗車。同列車の走行ルートは運転当日まで明かされておらず、車内ではルートを当てるクイズも実施されたという。

品川駅を8時52分に発車した「宴」使用のミステリートレインは、大崎駅から山手貨物線に入り、田端操車場から常磐貨物線へ。我孫子駅、成田駅、佐倉駅などを経由して津田沼駅に到着した後、方向転換して総武本線を折り返し、千葉駅から外房線に入った。誉田駅で再び方向転換を行い、蘇我駅から京葉線に入り、会場への最寄り駅、海浜幕張駅には13時41分に到着した。

「ニコニコ超会議」の会場では、向谷氏の企画・運営による「超鉄道」ブースも出現。28日に行われた「世界初! 485系公開解体買付ショー」にて、向谷氏はブルートレイン「ニコニコ超会議」号にも言及した。「5号車で模型を動かす人がいて、高崎駅で5号車だけ切り離そうかと思ったんですよ(笑)。あれだけ寝台列車の電気取ってどうするんだと。今度貸し切るときは"カニ"(電源車)3両だね!」とジョークを飛ばし、来場者の笑いを誘っていた。