講演講師の依頼代理業務を行うぺルソンは、同社が運営する講演依頼ポータルサイト「講演依頼.com」で1月から3月までの間に講演依頼が多かった、人気の講演テーマを発表。第1位は、挑戦・行動・意識など「モチベーションアップ」に関する講座だった。
続いて、第2位は「成功事例に学ぶ」、第3位は「コミュニケーション/リーダーシップ」だった。
この時期は事業期の期末にあたる企業も多く、人気のテーマには企業の社員向けや労働組合からの依頼ニーズが反映されたものと同社は分析。今年「モチベーションアップ」が人気の講演テーマとなったのは、経済状況に不安を持ちつつも、どうモチベーションを高めていくか、というところに多くの人の興味が特に集まっているのではないかとみている。
また、2000年より講演講師の依頼代理業務を行っている同社によれば、その年に人気となる講演テーマから、その年の経済状況と似た傾向がみられるという。例えば、自殺率が国内過去最高となった2003年前後には「メンタルヘルス」、製造業への派遣解禁の翌年であり、次世代育成支援対策推進法が施行された2005年には「ワークライフバランス」、リーマンショックが起きた2008年には「経済展望」といったテーマが人気だった。東日本大震災のあった昨年2011年は、「防災」をテーマとした講演依頼が増えたという。
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