ライオン株式会社の「バファリンルナi・オトナ女子研究所」は、頭痛や生理痛に悩む20~39歳の女性1,000名を対象とした「現代社会を生きるオトナ女子の“ガマン”実態」に関するインターネット調査を実施したと発表した。

「何歳からオトナだと思いますか?」という問いに対し、63%が「25歳以上」の年齢を回答、平均すると26.6歳という結果になった。オトナになったと感じる瞬間については「不快なことを我慢して笑顔で対応できた時」「昔買えなかった物を自分の稼いだお金で自由に買える時」など、精神的・経済的な余裕を持ち始めた瞬間を挙げる声が多かった。中には「若く見せようと思った時」など、若さを意識することでオトナを感じたという意見も。

また、「オトナになってガマンすることが増えていると感じますか?」という問いに対しては86%が「増えている」と回答。仕事上のガマンが上位を占めた一方、「疲れて帰宅した後のメイク落とし」など女性ならではのガマンを挙げる声もみられる。そのほか、政治、恋愛、多忙についてもガマンをしているようだ。

さらに、普段ガマンしている内容として多く挙げられた「上司の理不尽な行動」と「頭痛や生理痛」のどちらがつらいかという問いに対して、なんと約7割が「頭痛や生理痛の方がつらい」と回答。同社の頭痛・生理痛に関する実態調査では、女性の解熱鎮痛剤の服用率は、10代で17%に対して、20代に入ると33%に急増、1ヶ月あたりの服用錠数も、10代が平均4.8錠であるのに対し、20代は平均5.6錠に増えることもわかっている。

なお、「頭痛や生理痛で損をしたと『思う』金額」を金額に換算すると、平均「13,191円」だそう。オトナのガマンが数多くある中で、頭痛や生理痛などの痛みは薬でごまかしてしまおうという人は多いようだ。年間で16万円近くも「損をしている気分」にさせるオトナ女性の頭痛・生理痛の悩み、もう少し男性に理解してもらいたいものである。

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